シロタエギク 12月でも植えつけできる 季節の花-観葉植物
シロタエギクは、全草に銀白色の綿毛が生えています。シルバーリーフの美しいリーフプランツです。葉茎には綿毛が密生しているため、葉色は青味を帯びた白銀色に見えます。葉の長さは10cm程度で、羽状の深い切れ込みが入り互生します。寄せ植えに多く用いられる、シルバーリーフを代表する植物ですね。
寒さに強く初心者にも育てやすい
- 分類:キク科セネシオ属 / 原産地:地中海沿岸
- 別名:(漢字表記:白妙菊)
- 学名:Senecio cineraria(代表的な品種)
- 英名:Dusty miller, Cineraria
- 園芸分類:常緑性多年草 / 耐寒性 -10℃前後
- 草丈:20~60cm
- 開花期:5月~8月
- 栽培方法:地植え、鉢植え
- 特徴
- シロタエギクは、南ヨーロッパから北西アフリカを中心に分布する常緑性多年草です。シルバーリーフの美しい葉は、観賞用として人気があり広く栽培されています。野生化して、野原や草原などで自生している姿をよく見かけることがある観葉植物です。
- 近縁種
- シロタエギクといえば、一般的にセネシオ・シネラリア(Senecio cineraria)を指します。しかし、中にはタナケツム属の一種であるシルバーレース(Tanacetum ptarmiciflorum)やケンタウレア属のセントーレア・ギムノカルパ(Centaurea gymnocarpa)などもシロタエギクと呼ばれ、よく混同されることがあります。よく似てはいるものの別属の植物です。
- 用土
- 水はけと通気性がよく、適度な保水性のある土壌が適しています。
- 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)6:腐葉土4:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
- 地植えの場合、定植する場所の土をよく耕して腐葉土を混ぜ込んでおきます。
- 肥料
- 鉢植えの場合、植えつけの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
- 地植えの場合、植えつける前に元肥として緩効性化成肥料と有機質肥料の堆肥を混ぜ込んでおきます。
- 追肥:3月~10月の生育期間中に、緩効性化成肥料を2ヶ月に1回程度、置肥します。
真夏を除けば年中植えつけができる
- 植えつけ
- 適期は、真夏を除けば一年中植えつけが可能です。
- 鉢植えの場合、5~6号鉢に2~3株が目安です。地植えの場合、株間は20~25cm程空けて植えつけます。
- 植え替え
- 適期は、春が4月、秋は10~11月です。
- 鉢植えの場合、鉢の中が根詰まりしていれば植え替えをしましょう。根鉢を軽く崩して一回り大きな鉢に新しい用土に入れ替えてください。
- 地植えの場合、基本は必要ありませんが、3年に1回は混み合い具合をみて必要なら株分けしましょう。
- 増やし方
- 挿し木で増やす→適期は、春が4~6月、秋は9~10月です。
- 茎の先端を7~8cm程切り取り、下葉を取り除き挿し穂にします。1時間位水揚げして、新鮮な用土に挿してください。明るい日陰で、乾燥しないように管理します。発根には約1ヶ月かかります。1ヶ月半位を目安に鉢上げします。
- 水やり
- 鉢植えの場合、土の表面が乾いたタップリと水を施します。過湿を避けるために、毎日習慣にして水を施すのは避けましょう。
- 手入れ
- 夏越し→花をつけると株が弱るので、ツボミが出たら下の節から摘み取ります。
- 切り戻し→草丈が高くなって、草姿が乱れてきたら思い切って切り戻します。三分の一以上を目安にします。
- 剪定→葉茎が混みあってきたら、風通しをよくするために間引き剪定します。
- 病気→特になし
- 害虫→アブラムシ
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- 日当たり
- 日当たりと風通しのよい場所を好みます。
- 半日陰でも育つが、花つきが悪くなったり茎が発育不良で細くなったり間伸びすることがあります。