雪あかり バラ-房咲きで多くの花をつけ花もちがよい-イパネマおやじ
雪あかり (Yuki-akari) は、咲き始めのツボミの時期はカップ咲きで、咲き進むと平咲きになります。「夢乙女」の枝変わりで、花色以外は殆んど同じ性質です。植えつけてから1~2年は生長が緩やかだが、株が安定してくると一気に伸長します。
株が数年を経ると、古枝がよく返り咲き秋まで何度も開花する
- 数輪の房咲きになり、、花つきがよい。
- 花弁は厚く雨などによる傷みがすくない。
- Cl Min系統 「夢乙女」の枝変わりです。花色以外は、ほどんど同じだがこちらの方が少し樹勢が強い。
- 枝の節間が狭く、葉が混み合うのでハダニが発生しやすい。(Min 系統の品種全般に共通)
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに強い。
- 無農薬栽培も可能だが、ハダニの防除は日常より対処しましょう。
- ハダニの防除⇒基本的に効果が見込めるのは水攻めで、できれば農薬散布よりも水攻めで防除するのがお勧めです。
- シリンジ(霧吹き、噴霧器を使って葉っぱに水分を与えること)で繁殖力を弱める
- 朝夕の水やりの際に、葉裏を勢いよく洗い流すようにして水やりをする
※ バラの手入れや病害虫の対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
花が咲き終わったら花がらを取り除き、ハダニの防除のために葉裏を水洗いするとよい
冬の剪定は樹高1/2程度を目安に細い枝を残してコンモリした形に仕立てる
5月頃に一斉に開花する白色の花は全体を覆いつくす
- 品種名:雪あかり Yuki-akari
- 作出国:日本
- 作出年:2005年
- 作出者:徳増一久 氏
- 系統:[Cl Min] クライミング・ミニチュア
- 交配親:夢乙女の枝変わり
- 咲き方:返り咲き
- 花形:カップ咲き~平咲き
- 花径:小輪(3cm・花弁数・17~25枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 樹高:200cm
- 撮影:花菜ガーデン 2017年5月
ミニバラはブッシュローズ系統だが花がらを切り取るだけでよい
バラ園の風景:湘南の近くにあるバラ園
園芸メモ・バラの栽培用語:交雑種⇒異なる遺伝子を持つ両親の間で受精し、生まれた雑種。栽培過程で偶然に生まれるものや人為的に作られるもの、自然界で偶然に生じるものなど。