ピエールドゥロンサール バラ-人気の高い大輪咲きつるバラ-イパネマおやじ
ピエール ドゥ ロンサール (Pierre de Ronsard) は、クォーター・ロゼット咲きの大輪花で、ソフトな花色でボリュームいっぱいのバラです。
オフホワイトの弁端から中心部へピンクが濃くなる
- 1輪から数輪の房咲きになり、うつむいて咲くバラ。
- 花枝は短く、花つきと花もちがよい。
- 春の開花時期は、株全体を覆うように多くの花を咲かせるバラ。
- 株は樹勢があり、伸長力がある。ベーサル・シュートは植えつけ数年後は、ほとんど発生しない。
- 高冷地や温暖な地域でも涼しい環境では、花弁数が減るが、夏には返り咲きしやすい。
- 枝変わりに白花の「ブラン・ピエール・ドゥ・ロンサール」があります。
- 耐病性は、うどんこ病には強い。黒星病には普通。もし発生しても、丈夫なので葉を落としても枯れ込むことは少ない。
- 月間1~2回の薬剤散布をすればより順調な生育をする。
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栄誉の殿堂入りをした名花
- 作出国:フランス
- 作出年:1985年に、Jacques Mouchotte が作出
- 作出者:1988年に、Meilland International が発表
- 系統:[LCl] ラージ・フラワード・クライマー
- 交配親:(Danse des Sylphes × Handel) × Pink Wonder, Climbing
- 咲き方:返り咲き
- 花形:カップ咲き~クォーター・ロゼット咲き
- 花径:大輪(12cm・41枚+)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 樹高:300cm
- 撮影:神代植物公園・2014年6月・2015年5月 生田緑地ばら苑・2014年5月
フェンスやポール、壁面への誘引をすると映える
バラ園の風景:京成バラ園
- 園芸メモ・バラの栽培用語:台風対策⇒
- 夏の剪定後の新芽も、涼しくなると生気を取り戻して元気に生長を始める季節です。しかし、秋になるとバラの大敵である台風のシーズンになります。ポイントは、事前の備えと事後の処理が大切です。
- 8月~10月の、台風が発生しやすい期間は、鉢植えのバラは、一時的に風の当たらない室内や軒内に移動させ、周囲をヨシズや板などで囲いをしておきます。
- 移動できない場合は、1鉢ごとに支柱を立てて誘引し、柱などに固定するか鉢同士をまとめて紐で縛っておきましょう。
- つるバラは、長く伸びた枝は支柱をして、つるを真っ直ぐ伸ばして、まとめて固定します。
- 地植えの、木立ち性のバラは支柱を立てて、折れないように接ぎ口付近をしっかりと固定しておきます。
- 台風のときは別にして、日頃から風に耐えられるように支柱を立てずに育て、水や肥料を施す量を管理して丈夫に育てておきましょう。
- 台風が、通過した後は株の周囲に散乱した葉などは病害虫の発生の原因となるので早急に片付けましょう。
- 芽が傷んだら、傷口から菌が侵入して病気になる可能性があるので、傷口の下部の5枚葉の上でカットします。そして、株全体に殺菌剤を散布しておきます。