カンパニュラは、世界中の温帯地域に分布する多くの種は多年草ですが、中には二年生草本もあります。南ヨーロッパ原産で、日本へ渡来したのは明治の初期とされています。ここでは、カンパニュラ・メディウムを例として、ご紹介します。

ピンク色のフウリンソウです

世界中に300品種も分布する草花

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  • 分類:キキョウ科ホタルブクロ属 / 原産地:南ヨーロッパ
  • 別名:フウリンソウ(風鈴草)、ツリガネソウ(釣鐘草)
  • 学名:Campanula medium (spp.)
  • 英名:Canterberry bells
  • 園芸分類:1・2年生草本
  • 草丈:40~50cm / 本来は60~150cmになる(園芸品種は改良され草丈が低くなっている)
  • 開花期:4月~6月 / 栽培方法:地植え、鉢植え
  • 特徴
  • カンパニュラの仲間は、世界の温帯北部に300種以上が分布するとされます。栽培されている、多くの品種は毎年花を咲かせる多年草ですが、中には1・2年草もあります。南ヨーロッパ原産で、日本へ渡来したのは明治初期とされています。春から夏にかけて咲く、小さな種が多いのですが当サイトに掲載した画像は比較的大きなサイズの、カンパニュラ・メディウムです。ちなみに、メディウムとは「中間の」という意味です。ここでは、二年草の品種の栽培方法を例として紹介します。
  • タネまきは、原則として春に蒔いて翌春以後に花を咲かせて枯れる2年草として扱います。ある程度の大きさに育った株が、寒さに低温に馴染むことで花芽が作られる性質なので、タネまきの時期によっては開花が翌々年になる場合もあります。
  • 近縁種
  • カンパニュラ・エリヌス(Canpanula erinus)→キキョウ科の多年草。草丈は30cm程で、6~7月頃に、白色の花筒部の裂辺部位が薄紫色の5cm程の鐘形花を咲かせる。花冠は5裂している。全草が白色の刺状の細毛に覆われる。
  • カンパニュラ・ディコトマ(C. dichotoma)→キキョウ科の多年草。草丈は20cm程で、6~7月頃に、花冠は5裂して白色の花筒部の裂辺部位が青紫色の1cm程の花を咲かせる。全草が白色の細毛に覆われ、茎は赤みを帯びて、上部で二股分枝する。地中海地方の、平地から海抜1000m以上の日当たりのよい岩場や荒地にも自生する。
  • カンパニュラ・メディウム(C. medium)→和名ではフウリンソウト呼ばれ、広く流通している。キキョウ科の二年生草本。草丈は40~50cm程で、4~5月頃に、白、ピンク、淡い紫、紫色で、釣鐘状の受け咲き(上向き開花)。
  • カンパニュラ・ルシタニカ(C. lusitanica)→キキョウ科の一年草。草丈は60cm程で、4~8月頃に、花冠は5深裂して青~紫色の径1~3cm程の花を咲かせる。全草に白色の細毛が密生して、茎は細くて軟弱で地面を斜上しながら分枝をする。ピレーネ山脈を除く、イベリア半島全域に自生する野草です。

カンパニュラ・メディウムは二年生草本

  • 適応・(ハーブ、漢方としての適用)
  • なし
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • なし
  • 用土
  • 酸性の土壌を嫌います。腐葉土や堆肥タップリの土を好みます。
  • 赤土や粘土質など、水はけの悪い土壌も生育が悪くなります。
  • 鉢植えの場合、赤玉土(小・中粒)6:腐葉土4:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、定植する場所の土をよく耕して、石灰をまいて腐葉土や堆肥と共に混ぜ込んでおきます。
  • 肥料
  • 開花中は、追肥として液体肥料を1週間に1回施します。
  • 鉢植えの場合、植え付けの時に用土の中に緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおきます。
  • 地植えの場合、定植する前に、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

カンパニュラは地中海南部が原産地です

  • 植えつけ
  • 苗を植え付ける適期は、10月頃です。
  • 植え替え
  • 花が咲いたら枯れてしまうので、一度植え付けたら植え替える必要はありません。

カンパニュラ・メディウムの増やし方は?

  • タネまきで増やす→
  • 適期は、4月下旬~5月です。川砂やバーミキュライトを湿らせた土に蒔き、発芽するまで乾燥しないように管理します。
  • 発芽したら、混み合った芽は取り除き、本葉が3枚になったらビニールポットに1芽づつ植え替えます。
  • 夏場を、涼しい環境で過ごさせるのがポイントです。花は翌年の春に開花します。
  • 秋にも蒔くことはできますが、株がある程度の大きさに育って、低温に馴染まないと花芽が作られないので、冬を小さな苗で過ごす「秋まき」は、開花が翌々年の春になります。

カンパニュラはキキョウ科です

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたタップリと水を施します。冬場は生育がほぼ止まるので、土の表面が乾いてから3日後を目安に施しましょう。

カンパニュラに必要な手入れは?

  • 涼しい気候を好み、高温多湿を嫌うので、夏の管理が大切です。涼しく過ごさせるために、混み合った茎は刈り取り、茎の下部の風通しをよくする。枯れた葉や茎、花は小まめに摘み取ります。
  • 寒冷地でも根を凍らさなければ冬越し可能です。地植えの場合は、根元に腐葉土やワラなどでマルチングをして防寒してやりましょう。
  • 鉢植えの場合、凍らない程度の場所へ移動させますが、室内へは取り込まないようにしましょう。(ある程度の低温でないと花芽ができない)
  • 病気→特になし
  • 害虫→ヨトウムシ 昼間は土中に隠れて、夜になると這い出して茎葉を食害します。夜間に見つけるか、株元の土を軽く掘ってチェックしましょう。

※ ハーブの栽培手入れ→トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 西日や真夏日の直射に当たるのを避けましょう。鉢を移動してやりましょう。
  • 地植えの場合、定植前に場所をよく見極め、それでも日当たりが厳しい場合は、寒冷紗などで直射日光を遮るようにします。
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