源平枝垂れ(ハナモモ) 季節の花-赤色や白色そして斑入りなど競い合って咲く|イパネマおやじ

  • ハナモモは、観賞する目的で生まれたモモの仲間です。江戸時代より、盛んに品種改良が行われた園芸品種です。桜の咲く季節を同じくして、薄いピンク、白、朱色の鮮やかな花を咲かせます。園芸品種なので多様な樹形があり、病気や害虫の被害にもあいやすいが剪定をして手入れをすれば基本的には栽培しやすい植物です。(当サイトではハナモモの仲間を数ページ掲載しています。性質、栽培方法はほとんど同じですが、個別の植物分類、学名など以外は、構成上のバランスで重複掲載しています)
  • 源平枝垂れは、江戸時代からあるモモの品種で、赤と白や斑入りの3色が、競い合うように咲くさまが、源平の合戦のようだということから名付けられたそうです。

ハナモモ 源平枝垂れ

源平枝垂れはハナモモの仲間です

  • 分類:バラ科サクラ属 / 原産地:中国
  • 別名:
  • 学名:Prunus persica (L) Batsch ‘pendula’
  • 英名:なし
  • 園芸分類:落葉小高木
  • 草丈:160~300cm
  • 開花期:3月下旬~4月 / 栽培方法:地植え、鉢植え

段落の仕切りライン大

  • 特徴
  • ハナモモは、植物分類としては果実用のモモと同じ種だが、ハナモモと呼ばれるのは花を観賞する品種の総称。落葉樹なので全品種とも寒さには強いが、本州以南の、日当たり水はかがよい土壌を好みます。乾燥には強いが低湿地では育たない。
  • 源平枝垂れは、枝垂れ性があることから名付けられました。太い幹や枝に突然変異が生じると、幹や枝ごと赤と白に咲き分けます。更に、枝の先端や花の中で突然変異が生じた場合も、花ごとに赤と白になったり、赤と白の斑入りの花になります。

源平枝垂れはハナモモの仲間

ハナモモ 源平枝垂れ

  • 適応(ハーブ、漢方としての適用)
  • なし
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • なし(観賞用として)
  • 用土
  • 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだものか、または赤玉土(中粒)5:腐葉土3:川砂2の割合で混ぜ込んだ土がよいでしょう。
  • 地植えの場合、1週間前に定植する場所の土をよく耕して、堆肥や腐葉土を植え土の2~3割り割合で混ぜ込んでおきましょう。
  • 肥料
  • 施し過ぎないことがポイントです。適期は寒肥を1月~2月、花後のお礼肥を4月~5月、そして苗木の場合は、花芽ができた7月~8月です。
  • 寒肥には、成分の強い肥料は避けて、ゆっくりと効果があらわれる緩効性肥料がよいでしょう。
  • お礼肥には、花の開花に体力を使い切った後なので、疲労回復のために有機肥料か緩効性肥料を施します。7月~8月も同様です。
  • 鉢植えの場合、植え付けの時に用土の中に緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおきます。

源平枝垂れはモモの園芸品種

  • 植えつけ・植え替え
  • 適期は、11月~3月です。
  • 鉢植えの場合、鉢の中が根詰まりしやすいので2~3年に1度、1回り大きな鉢に植え替えをしましょう。
  • 地植えの場合、植え替えは必要ありませが定植する際に、風当たりの強い場所は避けましょう。

源平枝垂れの増やし方は

  • 挿し木で増やす
  • 適期は、5月~6月です。新芽の先端を挿します。茎の中程の部分でも根付きますが、先端より生長が劣ります。

源平枝垂れは観賞用のモモです

ハナモモの仲間 源平枝垂れ

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたタップリと水を施します。過湿を避けるために、毎日習慣として水を施すのは避けましょう。

源平枝垂れの手入れ方法は?

  • 手入れ
  • 剪定→樹形を整え、毎年多くの花を咲かせるために行います。適期は、3月~5月の花が咲き終わったらすぐに剪定します。剪定をしておくことで、夏季以後に花芽を付けやすくなります。
  • ハナモモは、品種によって樹形が異なります。生長するとどのような樹形になるのかを確認しておきます。
  • 株全体のバランスを整えながら、枝の長さを1 / 3程度を目安に切り落とします。内側に向いた新芽は残し、外側に向いた新芽の上の部分を剪定します。その他、込み合った枝や重なっている枝を刈り取り、株の内部に日が当たるようにします。
  • 病気→モモ縮葉病・雨が多い時期や低温が続くと発生しやすい。特に新しい葉に感染しやすい病気。感染すると回復しないので、早めに切り取り処分して、薬剤を散布して拡大を防ぎましょう。
  • 害虫→アブラムシ、カイガラムシ

※ ハーブの栽培手入れ→トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。半日陰でも育ちますが、花つきが悪くなったり茎が生育不良になったり間伸びすることがあります。
  • 西日や真夏日の直射日光に当たるのを避けましょう。鉢を移動しましょう。

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