常夏 バラ-オレンジ色の生地で弁端に薄く赤い覆輪が入る-イパネマおやじ

常夏 (Tokonatsu) は、シュートの発生が活発で真っ直ぐに伸長します。花枝が長く花もちがよいので切花用にも向いています。

常夏はハイブリッドティー系統です

開花後も花形がくずれにくく花もちがよい

  • 1輪が基本だが数輪の房になることもあり、花つきがよい。
  • 枝は太くて堅めで、トゲは小さい。
  • 耐病性は、うどんこ病は普通。黒星病には少し弱い。1週間~10日に1回以上の定期的な薬剤散布は欠かせません。
  • 黒星病防除→基本はマルチングであるとされています。敷きワラを施し雨水などの跳ね上がりを防止しましょう。
  • 黒星病の菌は土中に潜みます。土中のバラの葉片などに付着して越冬すると考えられています。これが降雨時に土から飛散し直上の葉裏に付着し感染が起こるとされます。落ちた葉はこまめに拾って処分し、発生源をなくします。
  • 肥料管理の面では、チッ素過多にならないよう、バランスの良い施肥を心がけます。
  • 鉢植えの場合なるべく雨に当たらないようにしましょう。

段落のライン大

常夏は剣弁高芯咲き

常夏の花径は大輪サイズです

常夏は四季咲き性です

春の花後も晩秋まで繰り返し咲く

  • 品種名:常夏 Tokonatsu
  • 作出国:日本
  • 作出年:2005年
  • 作出者:京成バラ園芸
  • 系統:[HT] ハイブリッドティー
  • 交配:
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:剣弁高芯咲き
  • 花径:大輪(12cm・花弁数17~40枚)
  • 香り:微香
  • 樹形:半直立性
  • 樹高:160cm
  • 撮影:京成バラ園 2017年10月

葉は濃緑色で縁に赤みが入る

バラ園の風景:秋の京成バラ園

秋の京成バラ園の風景

園芸メモ・バラの栽培用語:ボトリチス病⇒灰色かび病と同義。(高温多湿の環境で発生しやすい。茎葉や花、果実に灰色のカビを生じさせて生育を阻害する)

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