スヴニールドゥマダムレオニーヴィエンノ バラ-オールドローズのつるティー系統-イパネマおやじ

  • スヴニールドゥ マダムレオニーヴィエンノ (Souvenir de Madame Leonie Viennot) は、つる性ティー・ローズの仲間です。
  • 1867年に最初のハイブリッドティー”ラ・フランス”が誕生したのを契機に、それ以前に栽培されていたバラを『オールドローズ」、以降のバラをモダンローズと分類するのが一般的です。
  • このバラが作出されたのが1898年ですから、分類ではモダンローズということになりますが、実際はオールドローズに分類されています。。雰囲気が古典的なイメージのバラですね。

つるティー系統のピンク色の花

枝が細くて堅くなるので繊細な誘引をするのは難しい

  • 数輪の房咲きになり、花つきがよい。
  • 同品種は、中輪から大輪サイズの花を咲かせます。
  • 一季咲きのオールドローズの剪定は、伸びるタイプは短く剪定すると春に花をつけません。つるバラとして誘引するのがよいでしょう。
  • 誘引はフェンスやパーゴラに絡ませる。古枝を大切にして可能な限り残すようにします。
  • 大型種は、今年花が咲いた枝から伸びたシュートの上部で切ります。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。

段落のワインカラー

※ バラの手入れや病害虫の対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。

枝の伸長は約400cmくらい

枝は細くてシュラブ系統に似ているがかなり堅くなるので誘引には手間がかかる

オールドローズの品種群

花色は、ローズピンク色で弁芯近くがクリーム色との複色です

枝は細いが堅くなる

早咲き性でティー系の華やかな香りがある

  • 品種名:スヴニール ドゥ マダム レオニー ヴィエンノ Souvenir de Madame Leonie Viennot
  • 作出国:フランス
  • 作出年:1898年
  • 作出者:Alexandre Bernaix
  • 系統:[Cl T] クライミング・ティー
  • 交配親:Gloire de Dijon × 実生
  • 咲き方:一季咲き
  • 花形:シャクヤク咲き
  • 花径:中輪(8cm・花弁数17~35枚)
  • 香り:中香
  • 樹形:つる性(半自立タイプ)
  • 樹高:400cm
  • 撮影:花菜ガーデン 2017年5月

葉は細長く明緑色で耐病性に優れている

バラ園の風景:春の花菜ガーデン

花菜ガーデンの風景

園芸メモ・バラの栽培用語:寒肥(かんぴ・かんごえ)⇒冬の休眠期に施す、遅効性の肥料のこと。バラが春に活動を始める頃、肥料効果が現れるようにするため。

段落のワインカラー