ハウステンボス バラ-ライラック色のクライミング・ミニチュア種-イパネマおやじ

ハウステンボス (Huis Ten Bosch) は、ライラック色でクォーター・ロゼット咲きのクライミング・ミニチュア系統です。つる性の枝は、伸長が200cm程度で納まるので、少さな庭でもオベリスクなどに誘引すれば株が整い見栄えもよくなります。佐世保市の「ハウステンボス」開園20周年を記念して作出されたバラです。

クライミング系統のバラ

新しいシュートの先端には必ず花をつける

  • 数輪の房咲きになり、花つきのよい品種。
  • 満開になると、ブルー・ローズ系とスパイス系がミックスした芳香を漂わせる。
  • 枝は細めでしなやかなので、比較的誘引がしやすい。
  • 耐病性は、うどんこ病には普通。黒星病には弱い。
  • 黒星病の防除⇒黒星病は若い葉には発症しないというのが特徴です。若い葉は植物がもつ保護皮膜にしっかりとガードされているため、これが黒星病への感染を防いでいるのですが、葉が生長してくると樹皮が固まってくるにつれて皮膜の効果が弱くなり感染をおこしやすくなります。
  • 早期発見をして、病葉を摘み取り薬剤を散布しましょう。発見したら中3日位のペースで3回を目安に行います。
  • 昨年発病した株は、初春の時期から早めに防除を始めましょう。対策としては、耐病性のある品種を選ぶ、風通しをよくする、落ちた葉は早めに拾って処分する。

段落の仕切りライン大

※ バラの手入れや病害虫の対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。

枝の伸長は約250cm

枝は細くてしなやかで誘引しやすい品種

四季咲き~返り咲き

シュートの根元から枝先まで多くの花をつけます

クォーター・ロゼット咲きになる

早咲き品種で、花つきもよく株全体を覆うように房咲きになる

  • 品種名:ハウステンボス Huis Ten Bosch
  • 作出国:日本
  • 作出年:2012年
  • 作出者:河合伸志 氏
  • 系統:[Cl Min] クライミング・ミニチュア
  • 交配親:Winter Magic × Magenta
  • 咲き方:四季~返り咲き
  • 花形:クォーター・ロゼット咲き
  • 花径:小輪(4cm・花弁数41枚+)
  • 香り:強香(ブルー・ローズ系+スパイス系)
  • 樹形:つる性
  • 樹高:250cm
  • 撮影:横浜イングリッシュガーデン 2017年5月

枝は伸びるが花は小輪で葉も愛らしい品種

バラ園の風景:春の花菜ガーデン

横浜にあるバラ園の風景

園芸メモ・バラの栽培用語:繰り返し咲き⇒一番花が開花した後に剪定することで、秋まで気ままに花を咲かせます。返り咲き品種と比べると、開花する頻度は高くなる。

段落の仕切りライン大