スヴニールドゥセントアンズ バラ-ブルボン・ローズ系統-イパネマおやじ

スヴニールドゥセントアンズ (Souvenir de St. Anne’s) は、やや育てにくい品種ですが、淡い桃色の大輪花は、見事なクォーター・ロゼットになりダマスク系の芳香を漂わせる魅力のあるバラです。

スヴニール ドゥ セント アンズはブルボン系統のバラ

つる性の「つるスヴニール ドゥ ラ マルメゾン」は強健でよく返り咲く

  • 数輪の房咲きになり、花つきは普通です。
  • 強いダマスク系の芳香がある。
  • スヴニール ドゥ ラ マルメゾン(Souvenir de la Malmaison) の枝変わりです。
  • 耐病性は、うどんこ病には弱い。黒星病には普通。特に浅緑色の葉は、うどんこ病に弱いので注意が必要です。
  • うどんこ病は、黒星病とは異なり薬以外の方法で予防することができない病気です。胞子は風で運ばれてバラの新梢で発芽して繁殖します。相性の悪い品種は必ずといってよいほど発症します。原因は葉面の保護層の厚さによるものと推測されています。
  • うどんこ病を発見したら、すぐに病気の部位を取り除き、対処薬剤を3日間隔で、3~4回繰り返します。もし病気の拡大が治まらない場合は、感染した部位と込み合っている枝葉を刈りとって、風通しをよくします。

段落の仕切りライン大

※ バラの手入れや病害虫の対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。

スヴニールドゥセントアンズは四季咲き性のバラ

コンパクトに生育し整った株立ちになります

スヴニールドゥセントアンズは淡いピンク色の大輪サイズ

開花が進むと花色はより白色に近くなりますね

スヴニールドゥセントアンズは横張り性の樹形

ブルボン・ローズ系統はカップ咲きやロゼット咲きなど品種により様々な花容があります

スヴニールドゥセントアンズは病気にやや弱い

花弁の質が弱く雨などにより傷みやすい

スヴニールドゥセントアンズはダマスク系の芳香がある

株全体にうどんこ病に弱い。特に葉の防除が必要

  • 品種名:スヴニール ドゥ セント アンズ Souvenir de St. Anne’s
  • 作出国:イギリス
  • 作出年:1950年
  • 作出者:T. Hilling  &  Co.
  • 系統:[B] ブルボン
  • 交配親:Souvenir de la Malmaison の枝変わり
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:丸弁咲き
  • 花径:大輪(10cm・花弁数17~25枚)
  • 香り:強香(ダマスク香)
  • 樹形:横張り性
  • 樹高:80cm
  • 撮影:花菜ガーデン 2017年5月

樹高80cm程でコンパクト樹形は鉢栽培に適する

バラ園の風景:春の花菜ガーデン

花菜ガーデンの風景

園芸メモ・バラの栽培用語:スパイシーの香り⇒ダマスク・クラシックの香りが基本、甘く刺激的な香り。クローブ(丁子)やカーネーションの香りの特徴であるオイゲノールをやや多く含むスパイシー・ノートが強い。

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