キューランブラー バラ-一重咲きの可憐な小輪が多数咲く-イパネマおやじ

キューランブラー (Kew Rambler) は、つるバラを代表するランブラー系統のバラです。日本の野ばら(ロサ・ムルティフローラ)や照葉ノイバラ(ロサ・ルキアエ)、その他ロサ・セティグラなどを交配親とする品種群のことです。

キューランブラーはランブラー系統のバラ

生育旺盛で丈夫な株になるつるバラ

  • 秋になると綺麗なローズ・ヒップが実ります。
  • 強いムスク系の芳香があり、ミツバチの好む花です(撮影したときも多くの蜂がいました)
  • 5~8輪の房咲きとなり、花つきはとてもよい。
  • 半日陰の環境でも力強く育ちます。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともにとても強い。

段落の仕切りライン大

※ バラの手入れや病害虫の対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。

ラージ・フラワード・クライミング・ローズ系統

オベリスクにポールを並べた高くて幅のある支柱より更に上へ伸びようとしている

つる性で伸長が500cm以上

旺盛に生長伸長するパワーは、どの品種と比べてもズバ抜けています

キュー植物園で作出されたバラ

交配親が野生種なので非常に強健

  • 品種名:キュー ガーデン Kew Rambler
  • 作出国:イギリス
  • 作出年:1912年
  • 作出者:キュー植物園
  • 系統:[R] ランブラー(つる性)
  • 交配親:Rosa soulieana Crepin × Hiawatha
  • 咲き方:一季咲き
  • 花形:一重咲き
  • 花径:小輪(3cm・花弁数4~8枚)
  • 香り:微香
  • 樹形:つる性 (自立下垂)
  • 樹高:600cm
  • 撮影:京成バラ園 2017年5月

大きな房を多くつけるのでフェンスなどへの誘引が映える

バラ園の風景:春の京成バラ園

京成バラ園の風景

園芸メモ・バラの栽培用語:頂点優勢 / 頂芽優勢(ちょうてんゆうせい / ちょうがゆうせい)⇒バラを含む植物全般は、その株の一番上にある芽に養分が集中する性質があること。株の途中にある側芽よりも、頂芽の生長が優先される。(注:腋芽・脇芽・側芽いずれも同義)

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