オーバーナイトセンセーション バラ-宇宙での香りの実験に使われた-イパネマおやじ

オーバーナイトセンセーション (Overnight Scentsation) は、半つる性として誘引すると200cm以上に伸長します。ローズ色の剣弁高芯咲きで、ミニチュアローズ系統のバラです。自立させて樹高が60~100cmで仕立てるのが一般的です。

オーバーナイトセンセーションはミニチュア系統のバラ

ミニチュア系統としては大きめの花を咲かせる

  • 数輪の房咲きになり、花つきのよいバラ。
  • NASAのスペースシャトルで、宇宙空間での香りの実験に使われたバラとして有名。
  • ミニチュア系としては大ぶりなサイズで、パティオローズに分類したほうがよいかも。
  • 花弁が弱いので寒冷地域では開ききれないこともある。
  • 枝が充実しにくいので、寒さで枯れこむこともあります。
  • 耐病性は、うどんこ病には普通。黒星病には弱い。定期的な薬剤散布が必要です。
  • 黒星病の防除⇒基本はマルチングであるとされています。敷きワラを施し雨水などの跳ね上がりを防止しましょう。黒星病の菌は土中に潜みます。土中のバラの葉片などに付着して越冬すると考えられています。これが降雨時に土から飛散して葉裏に付着し感染が起こるとされます。

紫色を帯びたローズ色の花色のバラ

段落のライン苗色大

冬の剪定で強めに切り詰めて自立させることもできる

  • 品種名:オーバーナイトセンセーション Overnight Scentsation
  • 作出国:アメリカ
  • 作出年:1990年
  • 作出者:F. Harmon Saville
  • 系統:[Min] ミニチュアローズ
  • 交配親:Taxi × Lavender Jade
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:剣弁高芯咲き
  • 花径:中輪(7cm・花弁数41枚+)
  • 香り:強香
  • 樹形:半直立性
  • 樹高:60cm
  • 撮影:花菜ガーデン 2017年5月

黒星病に弱いので薬剤散布を含めた手入れが必要

バラ園の風景:春の花菜ガーデン

春の花菜ガーデンの風景

園芸メモ・バラの栽培用語:多年生草本⇒夏季、冬季に枯れることなく、多年にわたり生育する草本。(=多年草・宿根草・多年生植物 / 対義→一年生草本)生育が厳しい気候になると、地上部が枯れて地下の根だけで休眠するものと、一年を通して常緑のものがある。

段落のライン苗色大