キモッコウバラ バラ-原種のつる性で強健育てやすい-イパネマおやじ

キモッコウバラ (Rosa banksiae’Lutea’) は、他のバラに先駆けて最も早咲きのバラの一つです。ロサバンクシアエルテスケンス(Rosa banksiae’Lutescens’)は、キモッコウバラの一重咲き。八重咲きはトゲが無いが、一重咲きにはトゲがあります。

キモッコウバラの八重咲き品種ですね

黄色の小輪花を大房で咲かせるバラの原種

  • キモッコウバラは花つき、花もちがとてもよいバラ。
  • トゲが無く病害虫の被害も少ないので、育てやすい原種。
  • 極早咲きで、モッコウバラよりも約1週間早く咲くバラ。
  • 関東以西の平地では、4月中旬から5月上旬に開花する。
  • 発生したシュートは、弓状に下垂しながら分枝を繰り返す。主に細い枝先を中心に花をつける。枝は細くしなやかで、トゲが少ない。
  • 樹勢はとても強いが、モッコウバラに比べると初期生育は遅い。
  • 黒星病が発生しないので、数年で大株になる。株が乱れて困る時は、開花直後に強めに剪定をします。肥料を施すのも控える。
  • 強健種だが、厳しい寒さには弱いので寒冷地では管理に細かな配慮が必要です。
  • 枝変わりに一重咲きの「ルテスケンス」があります。性質はほとんど同じ。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに非常に強い。。病気に強い品種も月間に1回以上の薬剤散布をすれば、より順調な生育が期待できる。

段落の仕切りライン大

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キモッコウバラは樹勢が強く耐病性もあります

漢字では「黄木香ばら」で、八重咲きのタイプです

キモッコウバラの枝は350cm以上にも伸長します

伸長力が強いので環境に合うと非常に大きく生長するので植えつける前にスペースの確保をしましょう

キモッコウバラの八重咲きは芳香はないです

勢いよく伸びたシュートは弓状になり下垂して分枝を繰り返します

キモッコウバラは中国原産の原種のバラです

細い枝先を中心に花を咲かせます

キモッコウバラは花もちのよい品種

春の花後から夏の生育期に小マメに枝の誘引をしてやります

シュートは弓状に下垂しながら分枝をする

平常緑性で暖地では冬に落葉しにくいバラ

  • 作出国:(原産国:中国)
  • 作出年:1824年頃、Jonh Dmper Parks によってイギリスに持ち込まれた
  • 作出者:なし
  • 系統:[Sp] スピーシーズ(原種)
  • 交配親:不明
  • 咲き方:一季咲き
  • 花形:一重または八重咲き
  • 花径:小輪(4cm・花弁数17~25枚)
  • 香り:微香
  • 樹形:つる性
  • 樹高:350cm
  • 撮影:谷津バラ園 2015年5月

極早咲きでモッコウバラよりも少しだけ早く咲くバラ

バラ園の風景:港の見える丘公園

バラ園の風景

園芸メモ・バラの栽培用語:根鉢⇒鉢植えの植物を容器から抜き取ったり、地植えの植物を掘り出した時に見られるもので、植物の根と周りの土が付着して一体となったもの。植え替えの際に、根鉢を崩すと植物へのダメージがあるので、土を振り落とすのは最小限に留めたほうがよい。

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