オジリア バラ-花弁の表は濃赤色で裏は白色のHT種-イパネマおやじ

オジリア (Osiria) は、花弁の表面が赤色、裏面が白色でハッキリと色分けされている珍しい品種です。初夏の朝、まだ肌寒い中で朝日が差し込む庭には、早咲きのシュラブ系統ゴールデンウィングス-Golden Wings が咲き始めていました。ゴールデンウィークを過ぎると、いよいよ春バラが一斉に開花を始めますね。

オジリアは半剣弁高芯咲きの大輪花

白い裏弁で覆われた蕾が開くと赤色の花が現れる

  • 濃いベルベットレッド色で弁裏が白色になる。
  • 弁質がよく、雨などにも傷みにくく花もちがよい。
  • シュートは出にくいが、経年とともに立派な株になる。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回の定期的な薬剤散布は必要。
  • 黒星病の防除:一般的な黒星病の防除法はマルチングが有効とされています。敷きワラを株元に施すのは、水の跳ね上がりを防止して、葉裏に菌が付着するのを防ぐためです。黒星病は地中に潜んでいるので、落葉などは放置しないで速やかに焼却するか、ゴミ袋に回収しましょう。

段落の仕切りライン大

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オジリアはハイブリッドティー系統の濃赤色のバラ

晴天の日に撮影したので光が強すぎて赤色が上手く撮影できていません

オジリアの樹形は直立性で高さが150cm位に伸びます

剣弁高芯に盛り上がる大輪種

  • 作出国:ドイツ
  • 作出年:1978年
  • 作出者:Reimer Kordes
  • 系統:[HT] ハイブリッドティー
  • 交配親:Snowfire × 実生
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:半剣弁高芯咲き
  • 花径:大輪(10cm・花弁数17~25枚)
  • 香り:強香
  • 樹形:直立性
  • 樹高:150cm
  • 撮影:生田緑地ばら苑 2014年6月

直立性で株のまとまりがよく育てやすいバラ

バラ園の風景:春の横浜イングリッシュガーデン

横浜イングリッシュガーデンの風景

園芸メモ:葉芽⇒生長すると葉になる芽のこと。花芽と比べると、やや細い形をしている。

段落の仕切りライン大