肥料は、植物の食事です。光合成を行い、自ら炭水化物を作り出しますが、それには土中から色々な栄養分を吸収する必要があります。その栄養分を補給するのが肥料です。

肥料を施す

バラを健康に育てる肥料と施し方

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  • 地植えの場合の肥料はどうするの?
  • 地植えのバラは寒肥のみで済ませる位のつもりで、過肥を避けます。(鉢植え、プランターは別です)
  • ガーデニングの教本をみると、バラは肥料喰いとよくいわれます。確かに、植えつけ時には必ず元肥を施します。普通の樹木の植えつけは、植え穴に腐葉土などを混ぜ込む程度ですが、バラの場合はしっかり元肥を施し、冬の休眠期には寒肥を施すので、確かに他の樹木より肥料喰いではあります。
  • 植えつけ後は寒肥だけで「お礼肥」や「芽出し肥」など様々なタイミングで、肥料を施す管理の仕方はありますが、寒肥さえしっかり施しておけば他に肥料を施す必要はないといってもよい位です。(ただし、生育状況により臨機応変の対応は必要)
  • 肥料過多はバラに悪影響を与える
  • バラが軟弱に育ち病気の原因となります
  • 花形が乱れる
  • 花弁数の多い品種は花弁が増えすぎて、花が開かなくなる
  • シュートの発生時期がズレて、開花中にシュートが発生する

肥料の配合

  • 夏剪定後の施肥と手入れ
  • 夏の剪定は、遅くても9月上旬までに済ませますが、夏の元肥を入れていなかった場合は、剪定後すぐに”芽だし肥え”として即効性の肥料を施して、秋の枝の生長を促します。
  • 四季咲き性バラのチッソ分過多にはどう対処するのか→
  • 秋になったのに、枝が旺盛に伸びて育っているが、まったく花が咲かないうことはよくある事です。
  • 特にシュラブ系、クライミング系のイングリッシュローズ、オールドローズの一部がなりやすい現象です。この原因は、土中にチッソ肥料(とくに油かすが多い)が残っているのに、追加の肥料を施してしまい肥料過多の際に起こりやすい症状です。
  • 9月以後は肥料を全く施さないで育てると、バラは花を咲かせやすくなります。株の著しい生長は、花つきを悪くするので、秋に元気な花を咲かせたい時は、肥料の量を抑えましょう。

肥料の配合

追肥の施し方について

  • 追肥とは
  • 3月になると新芽がほころび、緑や朱色の柔らかな葉が育って、芽が萌えだしたら施すのを追肥と呼びます。
  • 今まで株元にしておいたマルチングを取り除きます。敷きワラの場合は害虫が潜んでいることもあるので、処分するか燃やして灰になったら、耕した土中に混ぜこみます。
  • 芽生えからツボミが色づくまでは、化成肥料を月1回、液体肥料なら月2回程度、追肥します。病気や害虫の防除のために、殺菌殺虫剤を月2回散布します。
  • 春から秋の生育中は、置き肥として固形肥料を5~6個を土の上に置き、月に1回取り替えます。また、追肥として液肥を規定倍率に薄めて、芽の伸長にあわせて株周りに数回に分けて行ってください。
  • お礼肥
  • 一番花が咲いた後に施すのがお礼肥、これには速効性の化成肥料を施します。(1株当たり50gが目安)頻度は化成肥料なら月1回、液体肥料なら月2回が目安です。
  • 寒肥
  • 有機肥料を寒肥として冬の休眠期に施しますが、これらは分解が遅く冬を越した芽出しの頃に効かせるために12月下旬頃までに施しておきます。
  • 寒肥は休眠期に入った冬に、土中でゆっくりと分解され手、生育を開始する春から、徐々に効果が現れます。
  • バラの場合、根が活動を開始するのは2月頃なので、12月中旬~1月の下旬までには施しましょう。

寒肥にはどんな肥料がよいのか

バラの肥料として長い間、堆肥、油かす、骨粉、過リン酸石灰などが主流でしたが、最近では必ずしも寒肥にこだわらなくてもよい状況になっています。

3月の芽だしの頃から、緩効性の肥料と即効性の化成肥料を組み合わせて施す例も増えています。

有機質肥料 チッ素ーリン酸ーカリの成分量単位(%) 特徴
なたね油かす 5.06ー2.48ー1.30  
落花生油かす  6.55ー1.33ー1.00  
米ぬか  2.14ー4.23ー1.60  
ほかし肥  1.5ー3.0ー2.0  有機質肥料にもみがらなどを混ぜて発酵させたもの
生骨粉  4.02ー23.27ー0.0  
鶏ふん  5.2ー4.8ー6.1  

※参考資料・農林水産省「肥料の特性」より

肥料の成分バランス

バラの葉が黄色くなる原因と対策について

白化(クロロシス⇔葉緑素欠乏)に罹ると、葉が黄色になります。一般的には、バラの葉が黄色くなったら、スグに肥料切れと思い込んでしまうことが多いですね。もちろん肥料切れの場合もありますが、白化に罹っていることが結構多いのです。

原因は微量の元素が不足することにより、葉緑素(クロロフィル)が形成されずチッ素の吸収ができなくなり、葉が黄白色になり生育が止まってしまいます。また、鉄分やマンガンの不足や、カルシウムの過不足によっても起こります。

バラが最も好むのは、弱アルカリ性やpH4.5~6.5の弱酸性です。注意点は、苗を植えつける際に、土を耕して石灰をまくのを習慣のようにしていませんか。

アルカリ性に偏りすぎるので、バラを植え付ける際には石灰の散布は控えた方がよいでしょう。もう一つ、植物に水を施す際に、井戸のあるお家では散水用に使われていることが多いと思われますが、これもバラに関しては避けたほうがよいでしょう。(一般的に井戸水にはカルシウムが含まれていることが多い)確実に、水質を把握しておくためには、手軽に使える水質のpHを測定できる器具が市販されています。

参考:トップページの「ハーブ植物の栽培上手」 /  肥料に関するページが5ページあるので参照してください。

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