リンデン-common linden は、若い木の幹は滑らかで、葉はハート型で小さいく細かな鋸歯縁があります。甘い芳香がある、クリーム色の小さな花を下向きにたくさん咲かせ、やがて球状の実をつけます。

リンデン シナノキ科シナノキ属のハーブ

シューベルトの曲、リンデンバウムに歌われている木です

  • 分類:シナノキ科・シナノキ属 / 原産地:ヨーロッパ中央~南部
  • 学名:Tilia europaea
  • 別名:せいようぼだいじゅ(西洋菩提樹)
  • 落葉高木・耐寒性 / 草丈:20~30m
  • 開花期:6~8月  / 栽培方法:地植え

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今日のハーブ・タイトル

  • 特徴
  • ヨーロッパでは花の香りが良く、葉が美しいので街路樹や公園樹、庭木として人気があります。
  • 高温多湿の日本では、北海道などの寒冷地以外での栽培は難しいでしょう。適温は15~25度でやや冷涼な気候を好み寒さには強いので、冬越しには問題ありません。

リンデン 原産地はヨーロッパ東南部

  • 「リンデンの歴史」
  • 西洋菩提樹(Tilia europaea)⇒日本で古くから寺の境内に植えられている菩提樹とは違います。仏教では三大霊樹の一つになっている菩提樹とも種類が違います。
  • リンデンは夏菩提樹(T.platyphyllos)と冬菩提樹(T.cordata)の雑種です。シューベルトのリンデンバウム(Der Lindenbaum)に歌われている木です。
  • 無憂樹〔ムユウジュ〕(Saraca asoca):マメ科・・・釈迦が生まれた所にあった木
  • 沙羅双樹〔サラソウジュ〕(Dipterocarpaceae):フタバガキ科・・・釈迦が亡くなった所にあった木
  • 印度菩提樹〔ボダイジュ〕(Ficus religiosa):クワ科・・・釈迦が悟りを開いた所にあった木
  • 我が国での歴史から見れば、僧栄西が持ち帰ったといわれるものを 菩提樹(Tilia miqueliana)、常緑性のものは、インド菩提樹(Ficus religiosa)に分けられ日本では育たないので代わりに西洋菩提樹を、菩提樹としました。奈良時代に日本に渡来しました。
  • 幹はとても軽く、虫に食われにくいので、ヨーロッパでは古くから家具や楽器の材料として 使われていました。ヨーロッパで最も長い歴史を持つ国の一つ、チェコの国の木でもあります。

リンデン 別名はセイヨウボダイジュ

  • 適応
  • 神経緊張、不眠、心身疲労、神経性偏頭痛、ストレス性高血圧、浮腫、水分滞留、動脈硬化、冷え性、尿路感染症、発熱風邪、インフルエンザ
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 花盛りの時期に、木の下に立つと甘い香りに包まれます。ミツバチはこの花の蜜が大変好きで、上質の蜂蜜が採れ、リキュールや薬用に使われます。
  • 花や苞葉で作ったハーブティーは鎮静作用、不眠用に飲まれています。

リンデン 葉が美しいので街路樹として愛好されている

リンデンの花から採れる蜂蜜は高級品とされている

  • 用土
  • 水はけがよく、アルカリ性の土壌を好みます。
  • 地植えする場所に、腐葉土を3割ほどすき込み、苦土石灰を施して酸度を中和しましょう。
  • 肥料
  • 元肥として、鶏ふんなどの有機質肥料を庭土に混ぜて、植え穴に埋め戻します。追肥は必要ありません。

リンデンはタネまきで増やす

  • タネまきで増やす
  • 10月頃に熟した果実から種子を採取して、すぐに取り蒔きするか、翌春まで低温保存して春になって蒔くかの選択です。(保存法は、保湿した清潔な砂と混ぜて密封して低温で保存)
  • 基本的にはタネまきで増やしますが樹高が40mにも及び、まず家庭での栽培は難しい。日本では、種子、苗ともに販売されている例は少ない。
  • 植え替え・植え付け
  • 特に必要ありません。

リンデン 樹皮から採れる繊維は衣類、ロープなどに利用

  • 水やり
  • 苗木を植え付けてから数年間は、土の表面が乾いたらタップリと水を与えます。
  • 成木に生長してからは、水やりの必要はありません。ただし、真夏などに極端に水切れすると落葉が早まるので注意しましょう。
  • 手入れ
  • 2月中旬~3月・秋は9月に剪定を行います。
  • 病気→特になし
  • 害虫→アブラムシ 見つけたら殺虫剤を散布して駆除しましょう。
  • 収穫
  • 適時期は6~7月です。開花直後の若い花房と苞葉を摘み取って収穫します。
  • 日当たり
  • 日向を好みますが、半日陰でも生育可能です。