ミントブッシュ ハーブ種苗-葉に爽やかなミントの香りがある|イパネマおやじ

ミントブッシュ Round-leaved mint bush は、オーストラリア固有の低木で、オーストラリア南東部に50種ほどが原生している常緑低木です。その多くがミント系の強い香りを持っていることから、ミントブッシュと呼ばれています。香りの成分は葉に含まれていて、それが殺菌効果のある揮発性オイルを豊富に含んでいます。

ミントブッシュはシソ科のハーブです

ミント系の強い香りを持ち旺盛に茂る枝葉は観葉植物としても楽しめる

  • 分類:シソ科プロスタンテラ属 / 原産地:オーストラリア
  • 学名:Prostanthera rotundifolia
  • 別名:プロスタンテラ
  • 英名:Round-leaved mint bush
  • 常緑性低木・半耐寒性(~-5℃) / 草丈:200~400cm
  • 開花期:3~5月 / 栽培方法:地植え、鉢植え、プランター
  • 特徴
  • 常緑性で、ラベンダー色の小花が可愛らしくて花付きが良く毎年楽しめる、比較的育てやすいなどの理由から、早春の鉢植え花として人気があり定着したハーブです。
  • ※生育温度は10~25℃で、冬越しには-5℃以上が必要です。花色は青紫色の他に、白色、ピンク色などがあります。

ミントブッシュは常緑低木です

  • 近縁種
  • オファリフォリア(P. ovalifolia )→一般的にミントブッシュというと、この種を指す。紫色の花を咲かせる。
  • ロツンディフォリア(P. rotundifolia )→一般的にミントブッシュというと、上記のオファリフォリアか、この種を指す。紫色の花を咲かせる。
  • インカナ(P. incana )→すみれ色の花を咲かせる。
  • バクステリー・セリケア(P. baxteri var. sericea )→中でも、加湿に弱いので梅雨時は雨に当たらない場所に移動してやりましょう。銀白色の葉が美しい。
  • デンティキュラータ(P. denticulata )→茎が立ち上がらずに、這うように広がる。
  • ※他に近い仲間には→ウエストリンギア(オーストラリアン・ローズマリー Westringia fruticosa )があります。

葉は殺菌効果のある揮発性オイルを含んでいる

  • 適応
  • なし
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • なし

ミントブッシュは草丈200cm程

  • 用土
  • 水もちが良く、腐葉土などの有機質が多く含まれている土壌を好みます。
  • 肥料
  • 多肥を嫌います、最初に腐葉土を混ぜ込んでおけば、元肥は特に必要ありません。
  • 追肥は5~7月中旬・9月中旬~11月中旬の期間は、2週間に1度のペースで薄めて液体肥料をあたえます。真夏は生育が衰えるので、追肥は与えません。

  • 挿し木・植え付け
  • 挿し木の適時期は花後の6月です。
  • 芽の付いた枝を、先端から10~15cmの部分で切り取ります。下葉を取り除き、4~5枚の葉は残して半日程水に浸けておきます。
  • それを、腐葉土4:赤玉土6の割合で混ぜ込んだ用土に挿します。その後は、半日陰で、乾燥させないように水やりをして管理します。
  • 2~3週間で発根しますので7月に入ったら鉢に仮植えしたら、2週間に1回のペースで薄めた液体肥料を与えます。
  • 9月中旬~10月中旬の間に植え付けをします。
  • 水やり
  • 適度な湿り気のある土壌を好みます。土の表面が乾いたらタップリと水を与えましょう。
  • 特に夏場は乾きやすいので、土の表面が乾燥しないように小まめに、管理をしてください。
  • 冬場は、生育が鈍り過度な水分を必要としないので、土の表面が乾いてから2~3日後に与えるという感じでよいでしょう。

ミントブッシュはミントの強香がある

  • 手入れ
  • 花の終わった後に枝を短く、切り戻します。そうすると枝の脇から多数の、新しい枝が生えてきて茂ります。枝の数が増えると、翌年になると
    花数も増えます。切り戻しは樹形を整え、花数を増やすための大切な作業です。
  • その他の時期の剪定は、株を弱らせるので避けましょう。
  • 病気→特になし
  • 害虫→特になし

※ ハーブの栽培手入れ→トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

  • 収穫
  • 葉の収穫は、年間を通して可能です。天日でよく乾燥させて、ポプリに使うことが多いようです。
  • 日当たり
  • 日当たりの良い場所を好みます。
  • 真夏の直射日光や、西日は避けましょう。この時期は、半日陰で風通しの良い場所に置くようにしましょう。
  • 寒さには、あまり強くないので冬場は室内に取り込んだ方がよいです。霜降り、寒風、凍結の心配がなければ、他には防寒対策は必要ないでしょう。