• マンサク-japanese witchhazel は、約5種がありアジア東部以外にも北アメリカ、ヨーロッパに分布しています。日本では本州の太平洋側、四国、九州の山野に自生しています。
  • まだ残雪のある地方でも、他の植物の息吹も始まらない時期に、黄色の花を咲かせるマンサクは、いち早く春の訪れを知らせてくれる花木です。

マンサクは沖縄を除く日本各地の山野に分布する樹木

早春にまず咲く、それが転じてマンサクになったハーブ

  • 分類:マンサク科マンサク属
  • 原産地:日本、東アジア、北アメリカ、ヨーロッパ
  • 学名:Hamamelis japonica
  • 別名:
  • 落葉性小高木・耐寒性 / 草丈:2~7m
  • 開花期:2~3月 / 栽培方法:地植え、鉢植え(園芸品種)

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  • 特徴
  • 花は鮮やかな黄色で強い香りを周辺に漂わせます。葉の出る前に咲くので樹が黄色で染まります。花後に葉が芽吹いてきます、そして秋になると紅葉します。
  • 葉には柄があり長さが5~10cmで、やや菱形で先端は尖り下半分の縁は左右非対称で鋸歯状になっています。
  • 果実は、たまご形で長さ1cmくらい表面は褐色の細かい毛に覆われています。
  • 本州の日本海側から北海道には、葉の先端が丸いマルバマンサクが自生しています。
  • マンサクの仲間は、日本や中国に分布するアジア系と北アメリカの東部から南部に分布しているアメリカ系とに大別されます。

マンサクの主な開花期は早春です

  • 「品種・系統」
  • シナマンサク(H.mollis)→中国中部原産、高さが2~9mになります。花に芳香があり、濃黄色の花が枝に密生して咲く。秋になると葉が黄葉します。
  • ハマメリス・インテルメディア(H. x intermedia)→マンサクとシナマンサクの交雑種で、多くの栽培品種が出ています。和名はアカバナマルバマンサク(赤花丸葉満作)と呼ばれています。
  • ニシキマンサク(H. japonica var obtusata)→日本の固有種で、本州の日本海側で山陰地方から東北地方、北海道の西南部に分布しています。マルバマンサクの一品種です。
  • ハヤザキマンサク(H.vernalis)→原産地はアメリカで、アメリカの中部から南部に分布しています。樹高は3m以上になり、基部から多数の枝を出します。
  • 開花期は2~3月で、日本のマンサクと似ていて、他の種類は早咲きだが、この品種はそんなに早くありません。葉はたまご形で互生します。
  • 同じ北アメリカ原産のアメリカマンサク(H.virginiana)があるが、こちらは年明け前に開花します。
  • 適応
  • 収斂、止血、内臓器官の出血、痔疾
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • なし

マンサク 花は軽くよじれた糸のような花びらをもち

満開時に遠目から見ると樹全体が黄色く色づいたように見える

  • 用土
  • 腐植質の多い腐葉土などが入った、水はけと保水性のよい土壌を好みます。
  • 肥料
  • 生育の旺盛な5月、そして冬季の12月に寒肥を与えますが、元気なら与える必要はありません。枝の伸びが悪いときは1~2月に堆肥を株元に与えます。

マンサクの満開時を遠目で見ると樹全体が黄色く色づいたように見えます

マンサクはタネまき、接ぎ木、とり木で増やします

  • タネまきで増やす
  • 晩秋に採取した果実を、保存しておき翌春にまきます。早いものはスグに発芽しますが、普通は翌年までかかるものが多いです。発芽後から3~4年で花を咲かせます。根気よく育てましょう。
  • 接ぎ木で増やす
  • 接ぎ木用の苗が販売されています。
  • 注:「接ぎ木の苗」→生育が旺盛で病害虫に強い品種の根(台木)を接いでつくられた苗。連作をきらう植物や、根の生育が弱い植物など接ぎ木苗にすることで収穫が増えたり、よい花が咲くなどの利点があります。
  • とり木で増やす
  • 適期は3月です。直径1cmくらいの枝を選んで、表皮を剥ぎ取り、湿らせた水コケを巻いてから、乾燥させないようビニール袋で包みます。
    親株の幹や枝に不定根を発生させるための処理をして、根が出たら切り離して独立した株とする栄養繁殖の技法です。

  • 植え付け
  • 適期は厳冬期を除く落葉期の10~11月、または2~3月です。
  • 根鉢の大きさの2倍の深さ、同じく倍の幅の植え穴を掘って、腐葉土や元肥を混ぜ込んで植え付けます。
  • 根鉢の周りにタップリ水をかけて、根と植え土を馴染ませます。グラつく場合は、支柱を立てます。

マンサクは早春にまず咲くところから、それが転じてマンサクとなった言われています

  • 水やり
  • 適度な湿り気がある土壌を好み、強い乾燥を嫌います。
  • 地植えの場合は、極端な乾燥でもない限り与える必要はありません。
  • 鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらタップリ与えます。特に開花時は水きれを起こさないように注意してください。花びらの生育不良や、きれいな花が咲かないことがあります。夏場の水やりは、朝か夕方どちらかにタップリと与えます。
  • 「手入れ」
  • 剪定⇒適期は1~2月です、樹形を見ながら伸びすぎた枝を剪定しますが、ポイントは枝は外芽のすぐ上で切り取るようにします。この時、枯れ枝や混み合った枝、地面に対して垂直に伸びる強い枝も切り取ります。
  • 自然な生育でも、樹形はある程度まとまる花木です。まず樹姿を整えることを目的に、剪定しますが枝数が多すぎなければ、枝振りも観賞価値があるので極度な剪定は必要ありません。
  • 根切り⇒園芸品種は接ぎ木で増やしている株が多く、生育が旺盛過ぎて、台木から”ひこばえ”が出るので、株の周囲に4~5ヶ所程にスコップを突きたててガッチリと深く掘りこんで、伸びた枝を切って根の伸長過剰を抑えましょう。
  • 病気→なし
  • 害虫→なし
  • 収穫
  • 6~7月頃に、葉を採取して日干しにします。
  • 果実はたまご形で長さ約1cm、表面は細かい毛で覆われています。晩秋に熟してはじけ、光沢のある黒いタネが採れます。
  • 日当たり・置き場所
  • 日向から半日陰でも育ちます。日当りが悪い場所だと花付きがよくありません、強い西日が当たり乾燥しやすい場所は避けましょう。