ポットマリーゴールド(キンセンカ)-pot marigold は、南ヨーロッパに約20種類が分布する草花です。

英名の’pot’は「食用に出来る山菜、あるいは野草」の意味で、古代ローマ時代より、花や葉を食用に使ってきました。マリーゴールドという呼び方は、最近ではマンジュギク(Tagetes)の植物に使われるようになったが、古くはキンセンカに対する呼び方でした。

ポットマリーゴールドは和名がキンセンカです

古代ローマ時代より花や葉を食用に利用したハーブ

  • 分類:キク科・キンセンカ属 / 原産地:南ヨーロッパ
  • 学名:Calendula officinalis
  • 別名:カレンデュラ {和名:金盞花(キンセンカ)}
  • 1年生草本・半耐寒性(~-5℃) / 草丈:40~60cm
  • 開花期:3~6月 / 栽培方法:地植え、鉢植え、プランター
  • 特徴
  • ハーブとしてのカテゴリーでは、マリーゴールドやポットマリーゴールド-pot marigold と呼ばれます。
  • 園芸で言うマリーゴールドは、別の植物を指します。茎は直立性でよく伸び枝分かれして、葉は細かい毛で被われて長楕円形や被針形で互生します。
  • カレンデュラとは、ラテン語のカレンダエ(朔日・カレンダーの語源)に由来しているといわれます。19世紀半ばに渡来し、昭和初期から切り花用として広く栽培されるようになりました。
  • 現在では、オフィシナリスとその園芸種をキンセンカと呼ぶのが一般的になり、カレンデュラの中で最も多く栽培されています。
  • 暖かい地域では、8月中旬から9月にかけてタネまきすると年内から開花しますが、夏の暑い時期に蒔くので涼しい環境が必要です。
  • 一般には秋に入ってから、寒い地域では春に桜が咲く頃にタネまきをします。秋まきで翌年の早春より、花を咲かせる、秋まき一年草です。
  • 花の大きさは、3~10cmくらいで、黄色やオレンジ色の暖色系で一重咲きと、八重咲きがあります。
  • 草丈の高くなる高性種は切り花に低い矮性種は花壇や鉢植えに利用されます。

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今日のハーブ・タイトル

ポットマリーゴールドは一年生草本です

  • 適応
  • 月経不順、消化不良、利胆、強肝、強壮
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 生の花を、若葉と共にサラダに使う。明るい色の花は、スープやソースの色添えに

ポット・マリーゴールドはどんな土質を好むのですか?

  • 用土
  • 水はけと、水持ちが良い土壌を好みます。
  • 腐葉土3:赤玉土7の割合で混ぜ込んだ土を使います。または、市販されている野菜・花栽培用の培養土でも良いでしょう。酸性を嫌い石灰質の土を好むので、苦土石灰を1割程度混ぜても良いでしょう。
  • 地植えの場合は、あらかじめ苦土石灰か消石灰を、混ぜて耕しておくことで土壌の酸性度を中和しておきましょう。(植え付けの10日以上前)
  • 肥料
  • 地植えの場合は、植え付けの前に堆肥や、緩効性の化成肥料を混ぜ込んで耕しておきます。この時の肥料の成分が、チッソ分が多いものだと、葉が大きく、茎が過度に伸びすぎて花付きが悪くなったり、病気にかかりやすくなります。
  • 鉢植えの場合は、植え付ける前に緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおきます。
  • 葉の色が悪い、生長が思わしくない時は、薄めた液体肥料を、10日に1回与えます。

ポットマリーゴールドはキク科キンセンカ属のハーブです

タネまきは秋が適期ですが気温によっては春まきも可能です

  • タネまき
  • 適時期は9~10月です。その年に採取したタネを秋に蒔きます。
  • 暖かい地域では、8月中旬から9月にかけて種まきすると年内から開花しますが、夏の暑い時期に蒔くので涼しい環境が必要です。一般には秋に入ってから、寒い地域では春に桜が咲く頃に種まきをします。
  • プランターや鉢に直まきして間引きながらでもよいし、苗を育ててから植えつけても育ちます。
  • 日光によく当て、10℃前後の低温で育苗すると節間が締まり、元気に枝分かれをします。
  • 植えつけ
  • 適時期は秋です。寒さの厳しい地域では春になってからの方が良いでしょう。
  • ポット苗をプランターに植え替える時は65cmサイズで4株を目安にします。ボリューム感を出したいなら6株くらいまでなら大丈夫です。それ以上を詰め過ぎて植えると風通しが悪くなり、病気の原因になります。

ポットマリーゴールドの別名はカレンデュラとも呼びます

ポット・マリーゴールドの手入れは何をすればいいの?

  • 水やり
  • 冬場に乾燥させ過ぎると、ウドンコ病が発生しやすくなるので、カラカラの乾燥状態は避けて、土の表面が乾いたら、タップリと水を与えましょう。
  • 手入れ
  • 梅雨対策として、風通しの良い涼しい場所に置くことで、初夏まで花が咲き続けます。春になると生長して、草丈が60cmくらいになるので支柱を立てましょう。
  • 摘芯→開花前に一度、摘芯をしておくと花数の多い株になります。花殻を残すと花期が短くなります。(花が枯れた後も放置しておくと、種子が付いて株が弱ります)
  • 病気→炭そ病、うどんこ病 日当たり、風通し、水はけ等をよくして苦土石灰を施して予防する。
  • 害虫→比較的少なく、アブラムシが発生する。
  • 収穫
  • 花は夏の全開時に採取して、陰干ししてツボミだけを集める。葉は必要に応じて採取、乾燥させて保存します。
  • 種子は、花後にできるものを保存しておき、秋に蒔くとよく発芽します。タネの寿命は長く、5年くらい経過しても発芽するそうですが、時間が経ったタネより採取したら次の時期に早目に蒔いた方が発芽率が高いようです。
  • 日当たり
  • 日当たりの良い場所を好みます。日当りが悪いと花付きがよくありません。
  • 耐寒性はありますが、霜や寒風に当たると葉先が枯れるので要注意です。

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