モリニュー バラ-鮮やかな黄色で芳香のイングリッシュローズ-イパネマおやじ

モリニュー (Molineux) は、リッチイエローのカップ咲きから、外弁が開いてカップ&ソーサー形の花形になると、中はロゼット咲きになります。四季咲き性で次々と咲き続け、枝は真っ直ぐに伸びます。開花時の温度により花色が淡くなることがあります。花名はイギリスのサッカー場の、モリニュー・スタジアムに因んで名付けられました。

モリニュー バラ

山吹色でカップ咲きのバラ

  • 花つきがよく、秋までのシーズンを繰り返し咲き続ける。
  • モリニューの枝は細くて堅く、花は上を向きに咲くバラ。
  • コンパクトな樹形で、花つきもよく鉢植えにも向いているバラ。
  • 英国王立バラ協会の、ゴールドメダル、ローズ・オブ・イヤーをはじめ、ヘンリー・エドランド・メダル賞など多くの賞を受賞している。
  • ムスクにティー・ローズ香の芳香があり、香りに関しての評価が高いバラです。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回の定期的な薬剤散布は必要。

段落の仕切りライン大

※ バラの手入れや病害虫の対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。

モリニューは丈夫な株になりトゲが鋭い

かなりの古株ですね。太くて頑丈な枝には多くの鋭いトゲがある

モリニュー しっかり自立して樹高は150cm以上に成城することも

平均的には樹高は約100cmだが振る株になると200cmにも生長する

モリニュー 花芯になるにつれ黄色が濃くなります 

開花時の温度により、花色が様々に変化します

モリニュー 樹形はバランスよく直立する

モリニュー 花径は約10cmサイズの中輪が多い

直立性の樹形は、樹勢が強いので密生するほど活発に枝を伸ばします

モリニュー 濃緑色の葉は耐病性に優れている

モリニューは耐寒・耐暑性に優れたバラ

  • 作出国:イギリス
  • 作出年:1994年
  • 作出者:David Austin
  • 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
  • 交配親:Golden Shower の実生 × 実生
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:カップ咲き~ロゼット咲きへ変化
  • 花径:中輪(6cm・花弁数41枚以上)
  • 香り:中香(ムスクにティー系のミックス)
  • 樹形:シュラブ(剪定して自立 / 小形のつるバラで誘引)
  • 樹高:100cm
  • 撮影:新宿御苑 2014年10月

ボーダーや生垣に仕立てるのにも適している

バラ園の風景:山下公園・バラ園

横浜・山下公園のバラ園にて

園芸メモ・バラの栽培用語:サッカー⇒枝から出る新しい枝のこと。挿し木苗やランブラーローズでよく見られる。株元から発生したものを掘り起こして、新しい苗木として育成することもできる。台木から出た枝は、本来は育成すべき接ぎ穂への栄養分を吸い取るので、見つけ次第に取り除きましょう。

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