ミラマーレ バラ-クリーム色のベースにローズピンクの覆輪-イパネマおやじ

ミラマーレ (Miramarle) は、クリーム色の基本カラーと、ローズピンク色に染まる弁端とのコントラストがとても目だつ色合いになります。表情が豊かな花で、季節、環境や株の状態などにより別の品種のような変化をするバラです。弁端の色は、淡いピンク色で咲く時もあれば、ローズレッドになったり鮮やかな黄色に変化する時もある品種。

ミラマーレはJRC銅賞を受賞したバラです

淡いイエローとピンクからローズピンクや赤色へ変化します

  • ミラマーレは少し遅咲きで、花つきは普通です。
  • 基本的には1輪咲きですが、ボリュームがあり存在感のある品種。
  • 黄色から濃いローズピンクに染まるなど様々に変化するので、発色をよくするためには日当たりのよい場所を選びましょう。
  • 樹勢が強いので育てやすい品種で、初心者にも適しています。
  • 2001年ぎふ国際ローズコンテスト銀賞受賞、JRC銅賞受賞。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間で4回以上の定期的な薬剤散布が望ましい。

段落の仕切りライン大

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ミラマーレの葉色は濃緑色で数は普通です

中心部はかなり濃い目のクリーム色ですね

満開時には花弁の色合いが変化してグラデーションになる

花弁数は17~25枚です。少し元気がありませんね

ミラマーレは花つきがよく初心者にも栽培しやすい品種です

樹高は150cm以上になるハイブリッドティー系統

花弁が大きく弁数が少ない株もある

全体にローズ色が強くなっています。株によっても色合いが異なります

花弁の張りがなく少々花もお疲れ気味ですネ

上のローズピンク色が勝った株と色合いが異なりますね。春に撮影したものです

ピンク色の発色がほとんどない株

開きかけはロゼット咲きみたいに詰まっている

ベージュ色で可憐な花姿です

剣弁高芯から重厚なロゼット咲きのようにも変化するときもある

  • 作出国:日本
  • 作出年:2002年
  • 作出者:武内俊介 氏 (京成バラ園芸)
  • 系統:[HT] ハイブリッドティー
  • 交配親:実生 × 讃歌
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:剣弁高芯咲き~ロゼット咲きに変わるものが多い
  • 花径:大輪(12cm・花弁数17~25枚)
  • 香り:中香(ティー香)
  • 樹形:半直立性
  • 樹高:150cm
  • 撮影:生田緑地ばら苑 2014年10月 2015年5月

花弁数が多く咲き進むと花芯が割れることもある

バラ園の風景:横浜にあるバラ園

横浜にあるバラ園の風景

  • バラの園芸作業⇒植えつけ
  • バラの苗には秋から冬に出回る大苗と、春に出回る新苗があります。 
  • 大苗とは前年の夏から冬に接ぎ木(8月から10月に芽つぎ、1月から2月に切り接ぎ)をして、1年間養成した苗です。
  • 新苗とは夏から秋に芽継ぎするか、冬に切り接ぎをして春に出荷する苗です。
  • バラ苗はノイバラなどの台木に、接ぎ木をして作られます。接ぎ木から数ヵ月後、5月の連休前後に花やツボミつきで売られのが新苗です。そして、接ぎ木から1年後の10月末から翌年2月頃に市場に出回るのが大苗です。
  • 鉢植え苗は、大苗を鉢植えにして年間を通して売られています。
  • 植えつけ時期
  • 秋に植える:年内に活着するので初心者にお奨めです。(伸びた芽や枝は絶対に切ってはいけません)
  • 9月下旬から10月に植えつける場合→新芽がのびてツボミもつきます。ということは、冬が来る前に根を張り、活着します。
  • 芽や葉を切り取らないで、新芽を自然のまま伸ばします。植えつけて1ヶ月後には新芽は長さ20cm位の枝に生長します。
  • 四季咲きの品種はツボミがついたら、ツボミだけ摘み取ります。ツボミがつき開花の準備ができた枝は充実し、樹皮が固まり、冬の寒さに耐えることができます。

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