• フィーバーフュー-feverfew の、和名はナツシロギクです。
  • 日本には、明治時代に渡来しました。当時の学名が”マトリカリア”だったことから、現在でもこの名前で知られており、夏に白い花を咲かせるところから、”ナツシロギク”の和名もあります。
  • 厳密な決まりはありませんが、ハーブとしては英名の”フィーバーフューで、園芸草花としては旧学名のマトリカリアや和名のナツシロギクの名前で呼ぶのが一般的です。

フィーバーフューはキク科ヨモギギク属のハーブ

偏頭痛や解熱その他に虫除けなどにも用いられるハーブ

  • 分類:キク科・ヨモギギク属 / 原産地:バルカン半島・アジア西部
  • 学名:Tanacetum parthenium
  • (ジョチュウギク属 Pyrethrum parthenium / Chrysanthemum parthenium )
  • 別名:ワイルドカモマイル・マトリカリア(1年草扱い)、(和名:ナツシロギク)
  • 多年草・耐寒性 / 草丈:50~70cm
  • 開花期:3月下旬~9月中旬 / 栽培方法:地植え、鉢植え
  • 特徴
  • 細いキク状の葉茎で、花はカモミールによく似た小花を枝先につけます。根元から何本も茎が立ち、上部で枝分かれします。
  • 葉は春菊のように切り込みが入り、緑色の他に斑入りや黄色の美しい葉をつける品種もあり、特に黄緑色の葉をつける品種群を「ゴールデン・フィーバーフュー」と分けて呼んでいます。
  • また、水あげが良く切り花用に改良された草丈の高くなる品種や花壇やプランター用の草丈の低い品種などもあります。
  • パルテノライドという成分が含まれていて血液の流れを良くし、炎症を抑えるといわれティーにして飲むと、頭痛、鎮静、消炎への効果があるといわれます。
  • 葉は乾燥させてハーブティーとして利用します。生葉の食用は、口の中に炎症を起こすことがありますので注意してください。
  • コンパニオンプランツとして、アブラムシや害虫の付き易いバラなどの植物の隣に、植えるとよいでしょう。

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今日のハーブ・タイトル

ホント!ヨモギの葉によく似ています

花はカモミールのような小花を枝先につけ、葉はハーブティーとして利用します

  • 適応
  • 生理不順、偏頭痛、解熱、めまい、耳鳴り、炎症、リウマチ性関節炎
  • 【外用】関節炎の腫れ、虫刺され
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • ハーブティとして飲まれています。サラダとして葉を食べると口に炎症を起こすことがあるので注意してください。
  • 用土
  • 過湿に弱く、根元がジメジメしていると根腐れしやすいので、水はけのよい土を選びましょう。腐葉土3:赤玉土6:バーミキュライト1の割合で混ぜ合わせた土を使います。
  • 地植え(庭植え)の場合は、水はけをよくするために、更に川砂を追加して混ぜ込んでおくのも有効です。
  • 肥料
  • 追肥として、3~5月・10~11月に固形の肥料を月に1回位のペースで株元に少量を与えます。
  • 肥料過多になると、葉茎が生い茂り過ぎて倒れやすくなるので注意しましょう。

細いキク状の葉茎

増やし方はタネまきや挿し芽で増やしましょう

  • タネまきで増やす
  • 3~4月、秋は9~10月が適時期です。
  • 種子が非常に細かいのでハガキなどの厚紙を半分に折ってタネを置き、軽く(トントンと)たたくようにしてタネを均等に落とします。タネが隠れるよう薄く2mmくらい土をかけて、タップリを水やりをします。芽がでるまでの10日間位は乾かさないように注意して管理しましょう。
  • 挿し芽の項にも表記しましたが年数を経て古株になると高温多湿で蒸れたり、根腐れしやすいので、できれば毎年種を蒔くか挿し芽をして、新しい株に作り直す方がよいでしょう。
  • 秋にタネまきをする場合は、苗を植えつけたら冬までにしっかりと株を生長させるのがポイントです。ある程度は耐寒性があるので秋に蒔いて苗の状態で冬越しをして、初夏に花を咲かせる方が育てやすいでしょう。
  • 春にタネまきをすると、開花時期が夏の高温期になるので、暑さの苦手な、この植物は生育が困難になります。寒冷地以外は、秋のタネまきの方が育てやすいです。
  • ※ タネは箱や平鉢などに蒔いて、発芽したら混み合った芽を間引いてやります。
  • 葉が4枚程に生長したら、ビニールポット(3号・直径9cm)に、1本づつ植え替えます。この状態で冬越しをして、春になったら鉢や花壇に植え付けます。タネは通販で一年中売られているようです。

  • 挿し芽で増やす
  • 適時期は、9~10月です。年数を経て古株になると高温多湿で蒸れたり、根腐れしやすいので、できれば毎年タネを蒔くか挿し芽をして新しい株に作り直す方が良いでしょう。
  • 植え替え・植えつけ
  • 鉢植えの場合は、株が弱らないように1~2年に1回位、根詰まりする前に植え替えをします。適時期は3~4月で、新芽が出やすいように根を3分の1くらい切り詰めてから植え替えます。
  • 地植え(庭植え)の場合、毎年同じ場所で育てると連鎖障害で生育が悪くなるので場所を移動しましょう。
  • 連鎖障害:野菜などを連作すると、土壌障害やセンチュウの密度が高くなったり土の中の養分のバランスが崩れて病害や障害が発生すること。

葉は春菊のように切込みが入る

日当たりと水はけを良くして株全体の風通しをよくする

  • 水やり
  • フィーバーフューは多湿に弱く、根腐れしやすいので水やりは控えめにして、少々乾燥気味な状態を維持して、土の表面が乾いてから水を与えるようにします。
  • 特に夏場は高温多湿で株全体が傷みやすいので気を付けましょう。
  • 手入れ
  • 多くのハーブに共通していますが、高温多湿に弱いので注意しましょう。油断をすると夏に枯れてします事もよくあります。
  • 花期が終わったら、切り戻しをすることで、カビ病などの予防をして、新芽の生長を促します。
  • 病気→特になし
  • 害虫→アブラムシ 春から秋にかけて新芽やツボミにアブラムシが発生しやすいので、見つけ次第に捕殺か、薬剤を散布して駆除しましょう。
  • 収穫
  • 花後に種子を収穫しておきます。収穫した花や葉は、切り花、ポプリでも利用できます。
  • 種子は非常に細かくて、こぼれ易いので小さな紙袋で花を覆っておいてから、熟した頃に花茎ごと切り取って収穫します。3月中旬~9月中旬が収穫期です。
  • 日当たり
  • 日あたりの良い場所を好みます。
  • 高温多湿に弱いので、できるだけ風通しの良い場所で育てましょう。
  • 地植え(庭植え)の場合は、耐寒性はありますが、霜に当てないように冬は株元を腐葉土などで覆って防寒対策をしましょう。
  • 鉢植えの場合は、屋根のある場所に移動させて霜降りを避けましょう。

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