• ヒソップ-hyssop は、ペパーミントのような清涼感のある香りがするので、ヤナギハッカの和名がついています。
  • 春にタネまきをすると、約3ヶ月後の7~9月に花を咲かせます。秋にタネまきをすると、冬を越して翌年の5~7月に花期を迎えます。
  • 葉は、枝分かれして直立に伸びていきます。年を経ると茎部の表面がゴツゴツとなり木質化します。
  • 基本は常緑性ですが、寒い地域では、長く伸びた葉茎は冬になると枯れて、根元で越冬して春になると、元気に伸びて生長します。

ヒソップは直立性で草丈は40cm~60cmになる

花色は紫色以外にも白や淡紅色がある

  • 分類:シソ科・ヤナギハッカ属 / 原産地:南ヨーロッパ・アジア西部
  • 学名:Hyssopus officinalis
  • 別名:(和名:ヤナギハッカ・柳薄荷)
  • 多年草・耐寒性 / 草丈:40~60cm
  • 開花期:6~9月 / 栽培方法:地植え、鉢植え、コンテナに適しています
  • 特徴
  • 花色はピンク、ホワイト、パープルの3色があり、初夏になると茎の上部に小さな花を咲かせます。カラフルな色合いで、花壇にも利用できます。
  • ヒソップの名前の由来は、ヘブライ語からユダヤ教では聖なるハーブとして古代より利用されてきました。旧約聖書の中にも名前が登場しますが、これがヤナギハッカと同じヒソップであるか否かは不明だそうです。
  • 薬効については古くから認められ、ハーブティとして利用されており、葉から作ったお茶は健胃や初期の風邪に効くとされています。
  • 花や葉は、セージ、セボリー、ミントを混ぜたような香りで、抽出された精油は、化粧用やオーデコロンの香料として利用されています。

スポンサードリンク

今日のハーブ・タイトル

ペパーミントのような香りを放つハーブとして気管支炎に薬効があるとされる

抽出される精油は化粧品用香料に利用される

  • 適応
    鑑管支炎、咳、悪寒、風邪、インフルエンザ、鼓腸、腹痛、喘息、ヘルペス、低血圧
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 料理の香りつけに用います。相性は幅広く肉料理、野菜料理、豆料理、チーズと合います。
  • 生で葉や花を利用する際は花が開ききる前が、収穫の適時期です。良質の蜂蜜が採れます。
  • 用土
  • 水はけの良いアルカリ性の土壌を好みます。
  • 地植え(庭植え)の場合は、植え付ける前に堆肥と苦土石灰を、よく耕した土に混ぜ込んでおきます。
  • 鉢植えの場合は、腐葉土3:赤玉土6:バーミキュライト1の割合で混ぜ合わせた土を用います。
  • 肥料
  • 地植えの場合は、植えつける際に堆肥、苦土石灰、有機配合肥料を混ぜ込んで耕しておきます。
  • 生育期の5~6月に追肥として粒状の化学肥料を施して、花後に少量の有機肥料を施します。

多くの花を咲かせ蜜蜂も多数やってきます

セボリーとセージそしてミントをミックスしたような淡い香り

  • タネまきで増やす
  • 3月下旬~5月上旬が適時期です。タネは非常に細かいので、重ならないよう注意して蒔いてください。
  • 蒔いた後に土をかぶせないで発芽まではタネが乾燥しないように、適時水やりをして発芽を促してください。
  • 芽が出たら混み合ってきた箇所を間引きしてやりながら育てます。本葉が4~5枚になったら鉢や庭に植え付けます。

  • 挿し木で増やす
  • 適時期は6~7月です。今年になって伸びた枝を10cm位に切り、1時間程水に浸して吸水させたら土に挿します。
  • 直射日光の当たらない場所で、乾かさないように管理しながら2~3週間で根が出てきます。挿し木をして1ヶ月したら鉢や庭に、植え付けます。
  • 植え替え・植えつけ
  • 適時期は、4月・9~10月です。地植え(庭植え)の場合は、一旦植えつけたらそのままで問題ありません。
  • 苗を鉢植えにする場合は、4号・5号鉢に1株を、庭やコンテナの場合は30cmの間隔で植え付けましょう。横にも広がるので余裕を持って植えます。
  • 鉢植えの場合は、一度植え付けて生長してきて、鉢の中が根で一杯になったら、もう一回り大きな鉢に植え替えます。

ヒソップは乾燥気味に育てるのがポイントです

花を楽しむには開花後に草丈を半分に切り詰めると秋には丈夫な株になる

  • 水やり
  • 耐暑性があり乾燥には強いのですが、加湿に弱く根腐れしやすいので水はけのよい土壌を選んで植え付けてください。
  • 手入れ
  • 暑さ、寒さにも強く丈夫な植物ですが、多湿を嫌います。草の姿は、細かい枝が生い茂り蒸れやすい形をしています。蒸れると下の部分から葉が枯れてきて、全体の生育にもよくありません。特に梅雨時から夏の間は、枝が混み合っている部分を根元から切り落としてやります。
  • 花が咲き終わった枝は、コマめに切り戻してやり、株の中まで風がよく通るようにしてやります。冬季の前に枝を20cm位に刈り込んでやると翌春になると、枝の伸びが揃い草姿も良くなります。
  • 花を長く楽しむために、開花後に丈を半分に切り詰めておくと、秋になり丈夫な株になります。
  • 病気→特になし
  • 害虫→特になし
  • 摘芯・花芽を摘む→若葉を次々と収穫して、長く利用するためには摘芯と花芽を摘む作業が欠かせません。花に栄養を取られるとよい葉が付かなくなるので小さい蕾のうちに摘み取りましょう。収穫を兼ねて、丹念に摘芯すると枝分かれして、葉の収穫量も増えます。
  • 花を継続して毎年楽しむために→ヒソップやラベンダーなどの、低木類の花を毎年元気よく咲かせる為には若い元気な枝を常に育てておく必要があります。
  • 冬から早春にかけて、枯れた葉を取り除き、各枝に元気な葉を残して株元から切り取ります。
  • 収穫
  • 花葉の収穫は、開花直前に3分の1を残して枝こと刈り取り、束ねてから日陰で逆さに吊るして乾燥させて利用します。生の花や葉を使う場合も、花が開ききる前の状態で収穫します。
  • 利用法は、主に料理の香りつけに用います。相性は幅広く肉料理野菜料理、豆料理、チーズと合います。
  • 葉茎、花から採れるエッセンシャルオイル(精油)→非常に香りが高く入浴剤や香水をはじめ、シャトリューズというリキュールの風味付けにも使われます。
  • 花から採れた蜂蜜は香り高く、味も非常に良いとされています。
  • 日当たり
  • 日当たりの良い場所を好みますが、多湿を嫌いますので注意が必要です。
  • 暑さ、寒さには強いのですが、寒冷地で特に冷え込みがキツイ(地面が凍結するなど)場所では株元を腐葉土で覆うなどの防寒をしましょう。
  • それ以外は、特に温度管理の対策は必要ありません。

※ ハーブの栽培手入れ→トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。