センテッドゼラニウム 様々な種類があり花の色や形もバラエティーに富んでいます

バラの香りがする葉は大きく波打って咲く

◇分類:フウロソウ科テンジクアオイ属 / 原産地:アフリカ南部
学名:Pelargonium sp.
別名:ニオイゼラニウム(和名:ニオイテンジクアオイ・匂天竺葵)
常緑小低木・半耐寒性 / 草丈:30~110cm
開花期:4~7月 / 栽培方法:地植え、鉢植え(プランター)、ハンギング

特徴
ニオイゼラニウムとも呼ばれ、250種ほどあるテンジクアオイ属のうち、葉に芳香や刺激臭がある低木類の総称です。
普通のゼラニウムとは異なる印象を持つ、花弁が細かく繊細で、野趣味あふれる雰囲気が人気を呼んでいます。特にトルーローズゼラニウムは、全草にバラと同じ香気成分のゲラニオールを多く含み、香料用精油抽出のため古くから商業的に栽培されてきました。
ミント、柑橘、フルーツ系、スパイス系など種類が多く、花の色や形も様々です。主に茎や葉に芳香があり花はほとんど香りがありません。それぞれ使い方は異なりますが、主に料理やハーブティーブーケなどに利用されます。
日本では、1943年から愛媛県、香川県、鹿児島県で精油抽出のため栽培が始まりました。葉には強い香りがあり化粧品や食品用の香料として利用されています。

近縁種
ゼラニウムの仲間で、特に芳香を放つ品種をセンテッドゼラニウムと呼び、一般に鉢花で育てるゼラニウムとは区別されています。
・アプリコットゼラニウム(P.scabrum ‘M.Nonin’)濃いローズ色で、丸い花びらを持つ花が美しくアンズの香りがする。葉は堅く深緑色をしている。人気のある品種です。
・レモンゼラニウム・プリンスルパート(P.crispum ‘Prince Rupert’ )レモンの香りがする。胃の不快感を引き起こすことがあり、料理に利用するのは避ける方がよいとする説あり。
・トルーローズゼラニウム(P.graveoiens)全草にバラと同じ香気成分のゲラニオールを含み、商業利用で香料用精油抽出のために栽培をされてきました。

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センテッドゼラニウム 原産地は南アフリカです

春になると鮮やかな色の花を咲かせます

適応
なし

料理・飲み物で楽しむ
生葉を料理、ジャム、ティーの香り付けに使う、生花はサラダに

用土
水はけがよく、通気性があり適度な保水性のある土壌を好みます。
地植えで植え付けをする際に、土を15cm程度の盛り土をしておくと、水はけがよくなり過湿を防げます。また、ややアルカリ性のある土壌が適しているので、植えつける前に定植場所をよく耕して苦土石灰を混ぜ込んでおきましょう。
また、腐葉土などの栄養がタップリと入った肥沃な土が適しています。地植えの場合、よく耕した際に苦土石灰と一緒に腐葉土や堆肥などを混ぜ込んでおきます。
鉢植えの場合、腐葉土3:赤玉土(小粒から中粒)7の割合で混ぜ込んだ土がよいでしょう。

肥料
植え付ける際に、元肥としてカルシウム分を多く含む、緩効性の化成肥料を混ぜておきます。
追肥は、春から初夏、そして秋の生長期に液体肥料または緩効性の化成肥料を置き肥します。

センテッドゼラニウム 別名はニオイゼラニウムです

タネまき
タネまきでも育てられます。

挿し木
適期は、真夏を除いた生育期です。春が4~6月、秋が9~11月です。枝先から10cm位の位置で切り取ります。ゼラニウムの茎は水分が多いので、そのまま用土に挿すと雑菌が入って枯れてしまいます。
切り取ってから、1日間は日陰に置いて切り口を乾燥させてから用土に挿します。用土は病原菌のいる可能性が低い未使用の用土で通気性、保水性が高く、肥料分を含んでいないものを使います。軟らかい茎を挿すのには、丸い粒状のバーミキュライトやピートモスなどがよいでしょう。

植え付け
適期は、4~5月、秋が9~10月です。真夏と真冬を除けばいつでも可能です。やや乾燥気味を好むので地植えの場合、深く植え過ぎないように、根の上部が土の表面から隠れる程度の浅植えにします。鉢植えの場合、5~6号鉢が目安です。

植え替え
鉢植えの場合、生育が旺盛で鉢の中がすぐに根でいっぱいになるので、1年に1~2回は大きな鉢へ植え替えしてやるとよい。適期は4~5月、秋が9~10月です。基本的には真夏と真冬を除いていつでも可能です。

センテッドゼラニウム 特に芳香の放つ種類のものを総称してセンテッドゼラニウムと呼んでいます

水やり
地植えの場合、特に水やりの必要はありません。鉢植えの場合、土の表面が乾いてからタップリと与えます。与えすぎて鉢の中が過湿になると根が腐りやすくなり、生育が弱まることもあります。基本はやや乾燥気味で、土の環境を維持することです。

センテッドゼラニウムに必要な手入れは?

切り戻し
高温多湿を嫌うので、梅雨から夏の時期は風通しをよくするために切り戻しをしましょう。
特に株の中が、枝が伸びて茎葉が混み合うと蒸れて生育を妨げます。秋に(10~11月頃)なったら、収穫を兼ねて切り戻しをしましょう。葉を少し残すように、草丈の約半分くらいの位置で切り戻します。
・花がらを摘む:花が咲き終わったら、花茎のつけ根から折り取ります。
※病気:特になし
※害虫:オンシツコナジラミ 発生時期は5~10月。カイガラムシのように固着して加害します。
発生部位は下葉から枯れ上がります。苗の購入時は、葉裏を確認してコナジラミがついていないか確認しましょう。対策は、黄色粘着トラップで誘殺します。

日当たり・置き場所
日当たりのよい場所を好みます。アップルゼラニウム、レモンゼラニウムは半日陰でも育ちます。
梅雨から夏にかけて、高温多湿になりやすい場所は避けて、風通しのよい場所を選びましょう。冬の寒さに対して、やや弱く3℃以上が必要です。
地植えの場合、寒冷紗をかけるか、手間はかかりますが掘り上げて鉢に移し、軒下やベランダへ移動させる方法もあります。

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