園芸作業の風景

生育段階に応じた肥料の施し方

草花はタネから発芽して生育し、開花・結実して枯れるという一生を送ります。それぞれの生育段階により、必要とする養分の質や量が異なります。

寒肥(かんぴ・かんごえ)
庭木、花木、果樹などが休眠している冬季に施す肥料は、元肥の一種で寒肥と呼びます。植物の周りに穴や溝を掘って、遅効性の有機肥料などを施します。
気温の低い冬季に施しておくと、春先に新芽が動き始めるまでに、植物が吸収できるように分解されています。

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追肥(ついひ・おいごえ)
生育期間の長い植物や生育旺盛な植物は、元肥だけでは肥料分が足りなくなります。
そこで生育に応じて肥料を追加します。これを追肥といいます。液体肥料などの速効性肥料を定期的に施したり、肥料効果が一定期間持続する緩効性肥料を
定期的に施します。
追肥のなかで、固形の肥料を鉢土の上に置き、水やりのたびに肥料効果が現れるようにするものを、置き肥といいます。置き肥には、錠剤などの緩効性化成肥料や固形の有機質肥料など、徐々に肥料成分が溶け出すタイプのものを使用します。

芽出し肥とお礼肥
丈夫な芽が出るように、新芽の時期に施す肥料を芽出し肥といいます。また、花が終わった後や果実を収穫した後は、植物は体力を消耗しています。
このとき施す肥料を、花や実を付けてくれたお礼という意味で、お礼肥と呼びます。主には花木、果樹、球根植物に施します。いずれも追肥の一種で、速効性の肥料を使用します。

「芽出し肥」
芽が出たあと、早く丈夫な株になるように、チッ素分を多く含む肥料を施します。

芽だし肥料

「お礼肥」
花後や果実の収穫が終わった後は、植物は体力を消耗しています。
花や果実の収穫のお礼という意味で施す肥料をお礼肥と呼びます。鉢土の表面に置く。

肥料を施こす際の手順は!

小苗の移植時の肥料の施し方
一般に、本葉3~4枚でポリポットなどに鉢上げしますが、移植2~3日前に液体肥料を施しておくと非常に効果的で、その後の苗が順調に育ちます。移植1週間後から標準希釈率の液体肥料を週に1回施します。

植え付け時の元肥の施し方
植え付け時には、元肥が欠かせません。鉢やプランターなどのコンテナ類では、緩効性の粒状化成肥料が使いやすいでしょう。
1年草や野菜類は、6ヶ月から1年くらい肥料効果が続くものを選び、土全体に混ぜ込んでから植えつけます。販売されている培養土の中には、はじめから元肥が混合されている製品もあるので、知らずに肥料を追加して栄養過多にならないように注意してください。
また、赤玉土を主体にした配合土は、土の中の成分が、リン酸成分を植物が利用できない不溶性にするため、元肥と追肥ともにリン酸分の多い肥料を選びましょう。花木や果樹、山野草などは固形の有機質肥料や緩効性化成肥料を、置き肥する場合もあります。

園芸 肥料を施す

植え付けた後に肥料を施す(追肥)場合は!

コンテナでは、錠剤や粒剤など固形の緩効性肥料を、鉢土の表面に置き肥する方法と、液体肥料を施す方法があります。追肥をする時期は、植物や肥料の種類により様々です。
置き肥で追肥をする場合は元肥をを配合した土には植え付け3~4週間後がよいでしょう。
元肥を配合していない土の場合は、2週間後から液体肥料を週に1回、合計2~3回施してから、次に置き肥をします。最初に液体肥料を施しておくと、植え付け直後の根の伸長が良くなります。そして、液体肥料で追肥をする場合は、元肥を配合した土では植え付け3~4週間後に、元肥を配合していない土では2週間後から始めます。
置き肥と液体肥料の併用をする場合は、置き肥の量を減らしたり、液体肥料は標準希釈率より薄くするなどの調整をして、施しすぎないよう注意しましょう。
肥料を施すサイクルは、置き肥の場合は1~2ヶ月に一度、液体肥料の場合は7~10日に一度の間隔で与えます。置き肥の場所は、毎回置く場所をずらしましょう。液体肥料の場合は、葉を持ち上げて鉢土に施し、鉢穴から流れ出るくらいタップリと施します。液体肥料を与える時、土が乾燥しすぎている場合は、先に水だけを与えて、あらかじめ土を湿らせてから施すと栄養が全体に行き届きます。

「置き肥+液体肥料の場合」
置き肥の数量を減らして液体肥料は標準希釈率より薄くして、施し過ぎにならないようにします。

液体肥料

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