ハーブ コリアンダー

エスニック料理に欠かせないハーブ

◇分類:セリ科・コエンドロ属 / 原産地:地中海沿岸
学名:Coriandrum sativum
英名:Coriander
別名:香草(シャンツァイ)和名:コエンドロ
1年草・半耐寒性 (~-5℃) / 草丈:30~80cm
開花期:5~7月 / 栽培方法:地植え、鉢植え(プランター)

特徴
初夏になると白くて小さな花を茎の先端に咲かせます。
古代エジプトでは薬として利用され、古代ギリシアではトウモロコシのパンに種子を入れて焼いていたといわれています。16世紀に、スペインによって南米に持ち込まれ、それが定着して現在ではペルー・メキシコ料理には欠かせない食材となっています。
日本には中国を経由して10世紀頃に入ってきたとされていますが、結果は定着しなかったようです。和名はポルトガル語由来のコエンドロです。
しかし日本で、この名前で呼ばれることは無く、タイ語の「パクチー」中国語の「シャンツァイ(香菜)」の方が良く知られています。
独特でクセのあるツンとした刺激性のある香りが特徴です。中国名は香菜(シャンツァイ)。タイ名はパクチーと呼ばれています。アジアの料理によく使われるため、エスニック料理に多く用いられているのでご存知の方も多いと思います。好き嫌いが分かれる風味で、日本人には苦手な人も多いようです。
種子は薄茶の小さな球状で熟すと甘い芳香があり、ほのかな柑橘系の香りも含み、カレーなどのスパイスとしてよく利用されます。

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コリアンダー別名はパクチーです

適応
食欲増進、防腐、去痰、殺虫、抗菌、消化管機能維持

料理・飲み物で楽しむ
中国ではスープ、麺類、粥、鍋料理などの風味付けに利用したり、地方によってはキュウリ、ピーマンなどと一緒にサラダにします。タイでは、トムヤムクンなどのスープをはじめ、さまざまな料理に用いられます。
ベトナムでは、フォー生春巻きなどの麺料理に欠かせません。中南米では、スープやサルサなどに広く用いられます。ポルトガルでは、魚介類と野菜を使ったカタプラーナという鍋料理や郷土料理によく用いられ、ポルトガル料理の味を特徴となる食材です。

タイではパクチー中国名はシャンツァイと呼ばれる

用土
水はけの良い土壌を好みます。
鉢植えの場合は、腐葉土4:赤玉土6の割合で混ぜた土を使います。もちろん、市販のハーブ用培養土でも良いでしょう。

肥料
春に、タネ蒔きや植え付けをした場合は、花が咲いて枯れるまでの期間が短いので、予めユックリ効くタイプの肥料を土に混ぜ込んでおくと、追肥の必要がありません。秋に実施した場合は、最初に緩効性の肥料を混ぜ込んでやりますが、生育期間も長くなるので追肥として、冬を越して春になったら化成肥料を株元に施します。

コリアンダー料理に愛用されるハーブ

タネまき
タネまきで増やせます。適時期は3~4月・秋は9~10月です。発芽温度は20℃前後です、半球状の2つのタネがくっついて球状になっています。1粒のタネに見えるのは2ヶのタネが固まっているからで、2つの芽が出てきます。1本づつ発芽させたい場合は、軽く指先で押さえるとキレイに2つに割れます。
春にタネを蒔くと6月頃に、薹(トウ)立ちして花が咲いてしまい収穫できる期間が非常に短いので、秋蒔きにすると、株をしっかり大きく育てられ、収穫期間も長いのでお勧めです。

植え替え・植えつけ
1年性の植物なので一度植え付けると、収穫して枯れるまで植え替えの必要はありません。
購入した苗を植え付ける際に注意したいのは、苗が大きくなると根付きにくい性質があるので、できるだけ小さな苗を選んで早めに植え付けましょう。直根性といって、ゴボウのように太い根が出ていて、枝分かれし難くく、一度傷つくと生育が衰えてしましうので基本的に植え替えはしません。
定植させる地植えの場所や、鉢に直接タネを蒔いて間引きしながら育てます。

コリアンダー

水やり
やや水を好む性質ですから、土の表面が乾いてきたらタップリと水を与えます。夏場は、すぐに乾燥しやすいので注意して、小マメな水やりをしてください。
鉢植えの場合は、基本は同じですが地植えの場合よりは、少し控えめに水やりをします。過湿になると根腐れを起こすことがあります。
※常時水やりをするのではなく、表面が乾いたらタップリと与える、という様にしてください。

コリアンダーにはどんな手入れが必要?

手入れ
雨が当たって葉や茎に泥が付着すると病害虫に罹りやすいので株元にワラなどを敷いて泥はねを防ぎましょう。生長してくると茎が伸びすぎて風などで倒れやすくなるので、支柱をしてやりましょう。
・病気:特になし
・害虫:アブラムシ、ヨトウムシ

収穫
若い葉は随時摘み取って利用できます。大きくなった葉は、硬くなり香りも弱くなります。完熟した実は、カレーやピクルス用のスパイスとして利用します。
苗が小さい時期に葉を摘み取ると、花が咲かなくなったり実が付かなくなる事があるので、タネを採取したい場合は、注意しましょう。タネを採取する時は、完熟して茶色くなってから採取します。
茎ごと刈り取り、風通しのよい日陰で吊るして乾燥させます。追塾したら、タネを採取して容器に入れて保管します、完熟していないと強烈な匂いが残り使用には適しません。しっかりと乾燥させないとカビが生えることもあります。

日当たり
やや日陰でも育ちますが、可能な限り日当たりの良い場所で育てましょう。

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