よい土とは、どんな土なのか

植物にとって、根は株を支える大切な部分です。丈夫な葉、茎、花、実が丈夫に健康に生長するための基本となる根が、十分に根を張れる”よい土”に植え付けることからガーデニングは始まります。

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通気性がよい
よい土の条件で最も大切なのが、”通気性”です。根は空気を吸って、二酸化炭素を出しています。
みじんが多く、土の粒の間にすき間がないと、新鮮な空気が土の中に入らず、残った二酸化炭素で根が酸欠を起こして窒息し、根腐れの原因になります。土の通気性とよくするには、気相率の高い腐葉土やパーライトなどを少し多めに配合します。特に粒子の細かい黒土、真砂土は腐葉土などを必ず加えて通気性や排水性を改善する必要があります。
また、通気性のよい土とは、いい換えれば”乾きやすい土”のことです。その分、水やりの手間はかかりますが、新鮮な空気をより多く土に送り込むことができるので、根の生育は促進されます。
植え付け、植え替えでは、鉢が大きすぎると土が乾きにくく通気性が悪くなるので、根鉢より一回り大きな鉢サイズ(1号=3cm)を目安にします。(6号・6×3=18cm径)草丈が低く、根の張りが浅い草花類の栽培には、水が停滞しやすい深鉢は避けましょう。

「乾きやすい土 = 頻繁に水(空気)やりをする → よい土」
良い土を作るための手入れ

よい土は排水性に富んでいる

新しい水には空気が多く含まれています。水やりの基本は”鉢土の表面が乾いてきたら、鉢底から流れ出るまでタップリと与える”ですが、これは新しい水を土に供給するだけでなく、古い空気を新しい空気に入れ替えるのも目的の一つです。こうして水やりを続けていくと、根の量が増えて植物の生育がよくなります。
一方、鉢土の表面から水がしみこみにくかったり、鉢底で停滞しているような排水性の悪い土は、新鮮な酸素を供給できず、根腐れの原因になります。排水性をよくするには、みじんを除き、土の粒のサイズをなるべく均一にします。
基本用土に赤玉土(小粒)を使用する場合は、有機物(腐葉土、ピートモス)は粒子ではないので別ですが、軽石やパーライト、鹿沼土、日向土などの改良用土は、赤玉土小粒に粒のサイズをそろえます。さらに、6号以上の鉢では、鉢底に水はけをよくするための鉢底石を敷きます。

適度な保水性がある
軽石や川砂のような石の粒では、赤玉土のように粒の中に水を含まないため、すぐに乾燥してしまいます。土が乾燥して植物がしおれ、あわてて水を与えすぎるというパターンを繰り返すと、根先が傷んで根にとってよくありません。排水性と保水性は相反する性質のようですが、”通気性、排水性がよく乾きやすいが、急激に乾燥しない土”というのがよい土です。
ベランダなどの乾燥しやすい場所では急な乾燥を防ぐため、保水性のあるバーミキュライトや腐葉土などを配合します。
また、鉢土の表面からの水分の蒸発を防ぐために、土の上に水ゴケなどを1~2cm程度敷きつめても効果があります。

よい土は保肥性がある

せっかく肥料を施しても、水やりや雨で鉢底から肥料分が流れ出してしまっては、根から栄養分を吸収することができません。土が肥料を保持する性質を保肥性といい、保肥性の高い赤玉土などは、肥料成分をつかむ手が多くあります。反対に、保肥性の低い砂などは、手の数が少なく、肥料成分をつかみにくくなります。但し、赤玉土、鹿沼土、黒土のような火山灰土は、肥料のリン酸成分を捕まえて根から吸収しにくくする性質があるため、火山灰土を基本用土に使用する場合、リン酸分を多く含む緩効性の元肥を使うようにします。真砂土も火山灰土ほどではないが、ある程度リン酸を固定するので、リン酸分を多く含む元肥を入れます。

良い土の手入れ

有機物を含む
赤玉土などの基本用土に混ぜる腐葉土、堆肥などの有機物は”改良用土”といわれ、油かすや鶏ふんなどの有機肥料とは異なり、土の通気性、排水性、保水性、保肥性を改良する働きがあります。また、土の中の有用微生物の働きを活性化し、間接的に根の生育に役立つので”植物の肥料”ではなく”土の肥料”ともいうべきものです。

良い土 腐葉土特に腐葉土は保肥性が高く、誤って濃い肥料を施してしまった場合も、高濃度による植物へのショックを和らげてくれます。

よい土の条件をまとめると
・みじんが少なく、粒状で、水はけ、通気性のよい土のこと。
・みじんが多いと、水やりの度に底部にみじんが固まり、水が抜けにくくなるので、根腐れの原因になる。
・みじんの多い土の改良には、腐葉土を混ぜ合わせて調整しましょう。

植物にとってよい土は・シリーズ(ページリンク) 植物にとってよい土はー1|植物にとってよい土はー2

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