• コモン マロウ-Common mallow は、古来より、薬用や食用植物として栽培されてきました。観賞用としても世界各地で見られます。
  • 属名のマルヴァ(Malva)はギリシア語の「柔らかい」という意味に由来します。柔らかいと呼ばれたのは、この植物が粘液に緩和剤の効果があることからといわれます。

コモン マロウはアオイ科ゼニアオイ属です

古来より薬用や食用として栽培されたハーブ

  • 分類:アオイ科マロウ属(ゼニアオイ属) / 原産地:ヨーロッパ 西部、北アフリカ
  • 学名:Malva sylvestris
  • 英名:common marrow
  • 別名:ゼニアオイ(銭葵)、ウスベニアオイ(薄紅葵)、コモンマロウ、ジャコウアオイ(麝香葵)、ムスクマロウ
  • 2年草または多年草・耐寒性 / 草丈:80~180cm
  • 開花期:5~8月 / 栽培方法:地植え、鉢植え(大き目のプランターがお勧め)
  • 特徴
  • 日本に渡来したのは江戸時代で、変種のゼニアオイが持ち込まれました。本州以南の地域で野生化している帰化植物で、住宅街の近くなどで見かけるのは、大抵はゼニアオイです。
  • ウスベニアオイとゼニアオイは非常によく似た草姿をしています。どちらもヨーロッパ西部から北アフリカを原産とする、アオイ科マロウ属(ゼニアオイ属)の多年草です。ゼニアオイはウスベニアオイの変種です。
  • 流通名も混乱していて、コモンマロウといえば普通はウスベニアオイを指しますが、ゼニアオイも同様の名称で呼ばれることがあります。(ヤヤコシィ~ッ)しかし、最近では、コモンマロウとして流通している苗の多くがゼニアオイのようです。
  • 地植え(庭植え)向きですが、もしプランターで育てる場合は、少し大きめのサイズを選びましょう。

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今日のハーブ・タイトル

コモン マロウは多年草です

  • 近縁種
  • マーシュマロウ(Althaea officinalis)→和名のウスベニタチアオイによく似ており混同されます。マロウの中では最も薬効が優れており、咳止めのキャンディーの原料に利用されています。根の乾燥粉末(デンプン)から作られたお菓子が、マシュマロです(今は使われていません)
  • ムスクマロウ(M.moschata)→和名がジャコウアオイ、ジャコウに似たホノカな匂いがするのでつけられた名前です。
  • ゼニアオイ(M.sylvestris var. mauritana)→ウスベニアオイの変種がゼニアオイです。実った果実の中央が凹んで、ドーナツのような形をしているので、その形が銭のようだというので”ゼニアオイ(銭葵)”と呼ばれています。特にハーブティーとしての利用では、特徴があり有名です。
  • コモンマロウの花を使ったハーブティー(青色になる)を入れたものにレモンを入れると、色が変化して薄ピンク色に変色します。

コモン マロウはハーブティーにもなります

  • 適応
  • 胃炎、胃潰瘍、尿道炎、気管支炎、喘息、咽頭炎、咳、肺気腫
  • 【外用】浸出性湿疹、腫物、膿瘍、虫刺され
  • ※のどの痛み→乾燥させた花か葉を5g、又は両方合わせて5gを水カップ1で煎じてうがいをする。
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • ハーブティー、ビタミン類の豊富な若い葉は、5~9月に収穫してゆがいて食べます。

コモンマロウティーにレモン果汁を垂らすと青色が薄ピンクに変わる!?

  • 用土
  • 水はけの良い、乾燥した土壌を好みます。
  • 肥料
  • 土壌が肥沃だと花が大きくなり、花数も多くなるので、毎年秋から春にかけて株の間に堆肥を施してやるとよいでしょう。

コモン マロウは西ヨーロッパ原産です

栽培を始めるのは苗から?それともタネまきから?どうやって増やすのですか?

  • タネまきで増やす
  • 3~5月、秋は9月中旬~10月上旬が適期です。
  • タネを直まきしたら表面を、しっかり土で覆い20℃前後で管理します。発芽するまでは、よく観察して水切れを起こさないように注意しましょう。
  • 発芽したら、元気な苗を残して間引きしましょう。こぼれ種でも、よく増えます。

  • 株分けで増やす
  • 適期は3月です。
  • 挿し芽で増やす
  • 3~5月が適期です。
  • 数年経つと株、花ともに小さくなってくるので、毎年早春に株を剪定しましょう。その際に株の周囲を耕して、新芽を伸ばして若返りをさせましょう。
  • 株元近くのワキ芽を選んで、挿し芽しましょう。
  • 植え付け
  • 苗の植え付け適期は、3~5月、秋は9~10月です。
  • 地植えで植え付ける場合は、株間を70~80cmはとりましょう。
  • 草丈が100~150cm近く育つので地植えできない場合は、大きなコンテナを用意しましょう。
  • ビニールポットの苗を利用する場合は、老化しやすいので早目に定植します。
  • コモン マロウはタネまきで増やします水やり
  • 冬の間は、乾燥気味に育てます。土の表面が白く乾いてきたらタップリ水やりしてください。
  • 手入れ
  • 高株が古くなってくると花が小さくなってきますので、株分けをして株の更新をしてやります。
  • 病気→うどん粉病 風通しが悪いと多湿になり、うどん粉病が発生するので注意が必要です。
  • 害虫→ハマキムシ
  • 収穫
  • 5~6月の開花時期に葉と花を、収穫して乾燥させます。(1週間ほど陰干しをすると、花の色が青紫色に変わります)
  • 葉の収穫は7~9月、花は5~8月の間は収穫が可能です。
  • 日当たり
  • 日当たりの良い場所を好みます。

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