ハーブ コモン・マロー

古来より薬用や食用として栽培されたハーブ

◇ 分類:アオイ科・ゼニアオイ属 / 原産地:ヨーロッパ南部
学名:Malva sylvestris
英名:common marrow
別名:マローブルー・和名:ウスベニアオイ(薄紅葵)
2年草または多年草・耐寒性 / 草丈:80~180cm
開花期:5~8月 / 栽培方法:地植え、鉢植え(大き目のプランターがお勧め)

特徴
古来より、薬用や食用植物として栽培されてきました。観賞用としても世界各地で見られます。
属名のマルヴァ(Malva)はギリシア語の「柔らかい」という意味に由来します。柔らかいと呼ばれたのは、この植物が粘液に緩和剤の効果があることからと言われます。日本に渡来したのは、江戸時代に変種のゼニアオイが持ち込まれました。
花は開花して数日しかもたないが、絶え間なく咲き続けます。
地植え(庭植え)向きですが、もしプランターで育てる場合は、かなり大きめのサイズを選びましょう。

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ハーブ コモン・マロウ

一般的にマロウと呼ぶ場合は、南ヨーロッパ原産の”ウスベニアオイ”のこです。仲間は多くマーシュマロウ、ムスクマロウなどの種類があります。
・マーシュマロウ(Althaea officinalis):
和名のウスベニタチアオイによく似ており混同されます。マロウの中では最も薬効が優れており、咳止めのキャンディーの原料に利用されています。根の乾燥粉末(デンプン)から作られたお菓子が、マシュマロです(今は使われていません)
・ムスクマロウ(M.moschata):
和名がジャコウアオイ、ジャコウに似たホノカな匂いがするのでつけられた名前です。
・ゼニアオイ(M.sylvestris var. mauritana):
ウスベニアオイの変種がゼニアオイです。実った果実の中央が凹んで、ドーナツのような形をしているので、その形が銭のようだというので”ゼニアオイ(銭葵)”と呼ばれています。特にハーブティーとしての利用では、特徴があり有名です。
コモンマロウの花を使ったハーブティー(青色になる)を入れたものにレモンを入れると、色が変化して薄ピンク色に変色します。

ハーブ コモン・マロウ

適応
胃炎、胃潰瘍、尿道炎、気管支炎、喘息、咽頭炎、咳、肺気腫
【外用】浸出性湿疹、腫物、膿瘍、虫刺され
※のどの痛み:乾燥させた花か葉を5g、又は両方合わせて5gを水カップ1で煎じてうがいをする。

料理・飲み物で楽しむ
ハーブティー、ビタミン類の豊富な若い葉は、5~9月に収穫してゆがいて食べます。

コモンマロウティーにレモン果汁を垂らすと青色が薄ピンクに変わる!?

用土
水はけの良い、乾燥した土壌を好みます。

肥料
土壌が肥沃だと花が大きくなり、花数も多くなるので、毎年秋から春にかけて株の間に堆肥を施して
やるとよいでしょう。

ハーブ コモン・マロー

栽培を始めるのは苗から?それともタネまきから?どうやって増やすのですか?

タネまきで増やす
3~5月・9月中旬~10月上旬が適時期です。タネを直まきしたら表面を、しっかり土で覆い20℃前後で管理します。発芽するまでは、よく観察して水切れを起こさないように注意しましょう。
発芽したら、元気な苗を残して間引きしましょう。こぼれ種でも、よく増えます。

株分けで増やす
適時期は3月です。

挿し芽で増やす
地3~5月が適時期です。数年経つと株、花ともに小さくなってくるので、毎年早春に株を剪定しましょう。
その際に株の周囲を耕して、新芽を伸ばして若返りをさせましょう。
株元近くのワキ芽を選んで、挿し芽しましょう。

植え付け
苗の植え付け適時期は、3~5月・9~10月です。
地植えで植え付ける場合は、株間を70~80cmはとりましょう。草丈が100~150cm近く育つので地植えでない
場合は、大きなコンテナを用意しましょう。
※ビニールポットの苗を利用する場合は、老化しやすいので早目に定植します。

ハーブ コモン・マロウ水やり
冬の間は、乾燥気味に育てます。土の表面が白く乾いてきたらタップリ水やりしてください。

手入れ
高株が古くなってくると花が小さくなってきますので、株分けをして株の更新をしてやります。
※病気:うどん粉病 風通しが悪いと多湿になり、うどん粉病が発生するので注意が必要です。
※害虫:ハマキムシ

収穫
5~6月の開花時期に葉と花を、収穫して乾燥させます。(1週間ほど陰干しをすると、花の色が青紫色に変わります)葉の収穫は7~9月、花は5~8月の間は収穫が可能です。

日当たり
日当たりの良い場所を好みます。

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