• アルカネット-alkanet は、古代より根を染料として利用していました。
  • 属名のアンチューサ[Anchusa]は、ギリシア語で「化粧品」「皮膚に塗る」などの意味があります。
  • 一般に流通しているハーブ「アルカネット」は、[Anchusa officinal]で、officinalとは、本来は薬用の意味です。

アルカネット ムラサキ科ウシノシタグサ属

青紫色の小さな花を咲かせるハーブ

  • 分類:ムラサキ科ウシノシタグサ属 / 原産地:ヨーロッパ・アジア
  • 学名:Anchusa officinalis
  • 別名:アルカンナ(Alkanna)、アンチューサ、(和名:ウシノシタグサ ・牛舌草)
  • 多年草・耐寒性 / 草丈:30~60cm
  • 開花期:5~7月 / 栽培方法:地植え、鉢植え
  • 特徴
  • 日本には1911年に移入されたことが判っています。かっては(いつ位まで使用したかは、確認できていません)、若葉は食用として、根を煎じたものは血液浄化や去痰剤として、根皮の粉末は口紅や毛髪を染めるための赤色の、染料として利用されていました。
  • [Alkanna tinctoria]は、根に赤色色素を持ち染料に利用されてきました。
  • [tinctoria]と名前が付いたものは「伝統的な染料植物」の意味です。毎年初夏になると小さな青紫の花を咲かせます。観賞用の草花というより、実用性の高いハーブといえます。
  • 根は赤やピンクの染料の原料として、香りのある葉は乾燥させてポプリに利用されます。
  • 古代エジプトでは、化粧品として、古くヨーロッパでは若葉や花を食用に、煎じた根は痒み止めや抗菌剤として薬用として使われていたようです。しかし、近年になり肝臓に対して有害な物質が含まれていることが判明して食用には利用されなくなりました。
  • そして、「アンチューサ」の名前で流通しているのは[Anchusa capensis]の園芸種「ブルーチャーム」が多いようです。
  • 他に観賞用として、花穂の長い[Anchusa azurea]もあります。

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今日のハーブ タイトル

アルカネット 青紫色の小さな花を咲かせる

アルカネットの根は古代より染料として利用されていた

  •  適応
  • なし (根には肝臓に有害なアルカロイドを含有しているので要注意)
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 根には肝臓に有害なアルカロイドを含有しているので食用、薬用には適しません。
  • 用土
  • 水はけの良い痩せた土が適しています。
  • 地植えの場合は、腐葉土4:赤玉土(中粒)6の割合で混ぜ込んだ土を使用します。
  • 鉢植えの場合も同じく、腐葉土4:赤玉土6の割合で混ぜ込んだ土を使いましょう。アルカリ性を好むので、共に苦土石灰を混ぜ込んでおきましょう。
  • 肥料
  • やせた土地を好むので、肥料はほとんど必要ありません。かえって肥料を与えすぎると肥料焼けを起こすので注意が必要です。
  • 3~4月・10月に月間1回だけ、普通の草花に与えるものより薄めの(濃度2000倍)液体肥料を与えます。基本的にはこれだけです。

アルカネット 食用には利用できません

  • タネまき
  • 春は4~6月・秋は9~10月が適時期です。直まきするか、ポットに蒔いて苗を育ててから植え付けをします。
  • 細かい種子は鉢等に土(ピートモス1/3・バーミキュライト1/3・赤玉小粒又は細砂1/3を混ぜ合わせたもの)に水をタップリとやり、種子を平均に蒔きます。
  • 種皮の硬いものは発芽に1ヶ月以上かかるものもあるので気長に乾燥を防ぎながら水やりを続けて発芽後適宜間引きながら移植します。

アルカネットの植え替え時期は

  • 植え替え
  • 適時期は4~5月・9月です。
  • 地植えの場合は、植え替えの必要はありません。
  • 鉢植えの場合は、2~3年経つと根詰まりを起こすので、植え替えてやりましょう。鉢から抜いた株の古い土を、全て落としてから根の先端を三分の一ほど切りつめてから、一回り大きな鉢へ植え替えましょう。
  • 苗の植え付け
  • 苗を植えつける場合は、4月中旬~5月中旬・10月中旬~11月中旬です。
  • 6号鉢(直径18cm~)に1株が目安です。

アルカネット 根は染料の原料になる

  • 水やり
  • 乾燥気味の方が良く育ちます。
  • 地植えの場合は、植え付け直後の苗が定植するまでの水やり以外は、水やりをする必要はありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたてから水やりをする程度です。
  • 手入れ
  • 高温多湿に弱く非常にイヤがります、特に夏場は風通しを良くして蒸れないようにしましょう。
  • 耐寒性があり寒さには非常に強いので、霜に当たっても平気なので寒冷地でも、地植えで育てられます。
  • 夏はあまり暑くなく、冬は寒い立地の、冷涼地向きの植物ですね。夏を、いかに涼しく越すかが栽培の最大のポイントですね。高温多湿の梅雨時になったら、鉢植えは雨の当たらない場所に避難させてやりましょう。
  • 病気→特になし
  • 害虫→特になし
  • 収穫
  • 葉は春から夏前まで随時摘みとることが出来ます。根を利用する場合は、秋に掘り上げて、天日干しをしてから煎じて抽出液をつくったり、生のままでオイルに漬けて浸出液を作ります。
  • 根には有害物質の「アルカロイド」を含有しているので、食用としての利用は避けましょう。
  • 根茎を細かく刻んで乾燥させたものを、油やアルコールと混ぜると赤色系の染料ができます。
  • 日当たり
  • 日当たりの良い場所を好みます。但し、強い日射しが苦手なので、真夏は明るい日陰で育てます。
  • 地植えの場合は、遮光ネットやたてず等で直射日光を遮りましょう。
  • 鉢植えの場合は、真夏は直射日光を避けて半日陰へ移して育てます。

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