ゴシュユ

晩秋に緑褐色の未熟果を採り乾燥させると漢方の呉茱萸になる

日本へ渡来したのは、江戸時代の享保年間で、小石川療養所薬園(現在の小石川植物園)で栽培されている。
本種は、雌雄異株だが雌株のみが渡来したため、結実しても不稔性のため発芽しないので、挿し木により増やしていきながら、国内各地で栽培用に配布されました。現在ではゴシュユは希少種といわれ、挿し木か挿し芽で増やさなければなりませんが、かっては九州などでは田んぼのハサ掛け用として植えられていたのが、農機具の導入により邪魔になるので、ほどんどが刈り取られました。最近では親木を探すのも大変だということです。
ゴシュユの果実は熟すと紅色になり、味は辛くて苦味が強く独特な臭いがある。薬用にするには、11月頃に緑褐色をした熟する前の果実を採取して、湯通しをして、素早く天日干しで乾燥させます。これが、生薬の呉茱萸(ごしゅゆ)です。
ミカン科の落葉低木で、樹木全体に黄褐色の軟毛が密生している。葉は奇数羽状複葉で枝に対生します。小さい葉は約10cmで楕円形で縁部は全緑、先端部は尾状に尖っています。
5月から6月頃に株先に円錐花序を出して、緑白色の小さな花を多数つけます。花後に付ける果実は1cm程度の球形で秋に赤く熟する。

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ゴシュユ

ゴシュユの学名・原産地・英名は

◇分類:ミカン科・ゴシュユ属 / 原産地:中国
・漢字表記:呉茱萸
・別名:シュユ、カワハジカミ、イタチギ
・学名:Tetradium rutacarpum(=Evodia rutaecarpa)
・英名:Evodia fruit
・園芸分類:落葉高木
・樹高:3~10m
・開花期:5月中旬~6月 / 栽培方法:地植え

ゴシュユ

◇効能:
健胃、利尿、鎮痛
呉茱萸を単体で用いる際に、新しいものは嘔吐しやすい等の、副作用をおこすことがあるので、採取後1年以上が経過したものが使用されています。
入浴用として、乾燥した果実を葉と共に浴槽に入れて入浴剤として利用する。民間療法・神経痛、肩こり

◇肥料:
自然にまかせます。

◇植えつけ:
苗木の植え付け適期は、2月中旬から3月、秋が10月中旬から11月下旬です。

ゴシュユ◇水やり:
地植えにするので、自然にまかせます。植えつけ後、根づくまでの約1ヶ月は水を施します。真夏日などの、例外的な高温期は水を施してやりましょう。

◇手入れ:
・剪定:適期は、冬期の12月から3月下旬です。

ゴシュユの収穫時期は果実が緑褐色になったら

・収穫
収穫の適期は11月頃に、緑褐色をした熟する前の果実を採取して、湯通しをして、素早く天日干しで乾燥させます。これが、生薬の呉茱萸(ごしゅゆ)です。

◇日当たり:
日当たりのよい場所を好みます。